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2005/12/21(水)
高齢者の暮らし助けるハイテク機器展示会
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Houstonの天気(11℃/3℃) 時々雨 -----------------------
【サイエンス】高齢者の暮らし助けるハイテク機器展示会
ワシントン(AP) アルツハイマー病患者の記憶力低下を補う電話機や、薬の飲み忘れを防ぐ収納棚――。高齢者の生活を支援するハイテク機器の展示会がこのほど、米ワシントンで開かれた。
米政府が1961年から10年ごとに実施し、5回目を迎えた「高齢化に関するホワイトハウス会議」の一環として、関係企業や大学など約400団体で構成する「高齢サービス技術センター」が開催した。CASTのラッセル・ボドフ事務局長は「電子メールや携帯電話、インターネットショッピングなど、テクノロジーによって私たちの生活は大きく変化した。今度はテクノロジーが年のとり方を変えていく時代だ」と話す。
インテル社が出展したのは、アルツハイマー病初期の患者を補助する電話機だ。記憶力が低下して電話の相手を思い出せない患者のために、発信者の顔写真や名前、前回会話した日時などの情報を付属の画面に映し出す。
ヘルスウォッチ社は、服薬の時間を記憶させておける薬棚を開発した。棚に取り付けられたカメラで患者の顔を認識し、服薬時間を音声で知らせてくれるほか、誤った薬を取り出そうとすると警告メッセージを発する。さらに血圧計や体重計にも接続され、計測データを担当医や介護者に電子メールで送信する機能も備えている。
バージニア大のチームからは、居室の床にセンサーを張り巡らせ、高齢者の動きを見守るシステムが紹介された。足取りの変化や転倒などを察知し、介護者らに自動的に通報する仕組みだ。同チームはまた、呼吸や脈拍の状態を感知するベッドも開発している。
会場ではこのほか、ビデオゲームを利用して手先の運動や反応の速さをチェックするアイデアや、高齢者が自室で倒れた時に介護者と共に駆け付け、医師と連絡を取るロボットなどが注目を集めていた。 --------------------------------
こんな風に役立つハイテクは、早く一般にも使われるようになると良いですね。
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