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2005/11/03(木)
冥王星に3つの月か ハッブルで観測
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Houstonの天気(24℃/12℃) ----------------------- 【USA】冥王星に3つの月か ハッブルで観測
ワシントン――太陽系9惑星の中で太陽から最も遠く、最も小さい冥王星(直径約2300キロ)の周りに、小さな月と思われる天体が新たに2つ、観測された。米航空宇宙局(NASA)などがハッブル宇宙望遠鏡を利用して観測したもので、31日に発表した。冥王星の月としてはこれまでに、衛星「カロン」が確認されている。
冥王星の月とみられる小さな天体2つが最初に発見されたのは、今年5月。3日間かけて冥王星の回りをほぼ円形の軌道で移動していたため、月ではないかと指摘された。
2つの天体の直径は50〜160キロメートル程度とみられ、カロンよりも小さい。当面は「P1」「P2」と呼んでいる。来年2月に再び観測して確認跡、国際天文学連合(IAU)に名前を正式申請する。
観測チームのひとりでサウスウエスト研究所のアラン・スターン氏は電話記者会見で、「冥王星(英語名・プルート)が死者の国の王にちなんだ名前で、この2つの月のことを僕たちが『ハロウィーンの月』と呼んでいるのは、本当にただの偶然」と冗談めかして語った。発表があった10月31日はたまたま、米国やカナダ、スコットランドなどで祝う万聖節の前夜祭「ハロウィーン」にあたった。
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