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2005/11/24(木)
子どもの睡眠不足、学習に大きな影響と
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Houstonの天気(31℃/12℃) NiceDay ----------------------- 【サイエンス】子どもの睡眠不足、学習に大きな影響と 米研究
現代の米国人は年齢を問わず慢性的な睡眠不足と言われ、中でも子どもが睡眠を十分に取らないと、学業が阻害されるとの懸念が指摘されてきた。米ブラウン大医学部がこのほど、国立衛生研究所(NIH)の資金提供を受けて実施した研究で、これを裏付ける研究結果が明らかになった。小学生の睡眠不足は、学校の教師にもはっきり分かる影響をもたらすことが分かったという。
チームでは、ロードアイランド州とマサチューセッツ州南部に住む6ー12歳の児童74人を対象に、3週間にわたる調査を実施した。それぞれの児童に、通常通り9−9.5時間眠る週、10時間以上眠る週、8時間未満しか眠らない週を指示。保護者からの報告とともに、本人の手首に着けた動作感知装置によって実行を確認した。一方、児童の担任教師らには、睡眠時間の変化を知らせないまま、週ごとに児童の学習の様子などを評価するよう依頼したという。
その結果、「記憶力、集中力に問題あり」「新たな学習内容が理解できない」などの評価は、睡眠時間を8時間未満に抑えた週に集中した。研究の成果は、12月発行の専門誌に発表される。
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