|
2004/09/21(火)
【テキサス】ひき逃げ死の犯人に「屈辱」罰
|
|
|
Houstonの天気(33℃/21℃)此方は雲ひとつ無い秋晴れです。 ----------------------- 【テキサス】ひき逃げ死の犯人に「屈辱」罰
ダラス――当地の州地裁で17日、車を暴走させ16歳少女を死亡させるひき逃げ事故を起こした男に対し裁判官が、(1)130馬力以上の車を運転してはならない (2)事故現場の写真を常に携帯する (3)アルコールを摂取したら気分が悪くなる薬を毎日服用する (4)車のバンパーに、「この男が無謀運転をしていたら保護観察局に通報してください」というステッカーを貼り付ける――などの、男性に社会的な屈辱を与えるための異例の罰を言い渡した。
州地裁のディーン判事が異例の「屈辱」罰を言い渡したのは、陪審が男性を有罪と認めながらも、保護観察付きの執行猶予が妥当との評決を出したことを、不服としたのが理由と思われる。
フランク・ドーセット被告は2003年6月、州間道で小型トラックを運転し、すでに起訴されているジェーソン・スコット被告と追跡ごっこをしながら暴走。スコット被告が車を制御できなくなり、レイチェル・ブレイシンゲームさん(当時16)の運転する車に激突し、そのまま逃走した。ブレイシンゲームさんは死亡した。
ブレイシンゲームさんの車に直接激突したわけではなくても、暴走行為に参加し逃走した罪で起訴されたドーセット被告に対し、陪審は15日、保護観察付きの執行猶予の評決を下した。
これに対し裁判官は180日間の懲役刑を追加。17日の量刑言い渡しでさらに、もう180日間の懲役刑を追加したほか、(1)130馬力以上の車を運転してはならない (2)事故現場の写真を常に携帯する (3)アルコールを摂取したら気分が悪くなる薬を毎日服用する (4)車のバンパーに、「この男が無謀運転をしていたら保護観察局に通報してください」というステッカーを貼り付ける――などの罰を言い渡した。
死亡した少女の父親は地元紙に対して「保護観察中の罰則のおかげで、陪審によって奪われたものを、判事が取り戻してくれた感じだ」と話している。
|
|
|