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2004/06/07(月)
レーガン元米大統領、死去
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Houstonの天気(35℃/25℃) ----------------------- 【USA】レーガン元米大統領、死去
1981〜89年に在任した米国のロナルド・レーガン元大統領が5日午後(アメリカ時間)、カリフォルニア州ロサンゼルスの自宅で死去した。93歳だった。ナンシー夫人や子供2人に看取られて亡くなったという。元大統領は1994年、アルツハイマー病にかかっていると公表した。
レーガン元大統領は1980年、「強いアメリカ」の再生を掲げて大統領に就任。対ソ強硬姿勢を取った後にゴルバチョフ書記長(当時)との対話を進め、冷戦終結への筋道をつけた。また、ウォーターゲート事件の余波に苦しんでいた共和党の再活性化を実現した。
訪仏中のブッシュ大統領は「悲しい日だ。アメリカにとって悲しい日だ」と声明を発表。「(レーガン氏の)後には、レーガン氏が再生した国と、救済に貢献した世界が残る。レーガン大統領の時代、米国は分裂と自己不信の時代に別れを告げた。そしてレーガン氏の指導力のおかげで、世界は恐怖と独裁の時代に別れを告げたのだ」と称えた。
また、レーガン政権の副大統領を務めたブッシュ元大統領(現大統領の父)は声明で「理念を掲げて屈しなかったレーガン氏を、歴史はいずれ評価する。毅然とした態度ではっきりものを言いつつ、相手に敵対心や不快感を与えない、そのやり方は素晴らしいものだった」と振り返った。
クリントン前大統領と、夫人のヒラリー・クリントン上院議員は連名でコメントを出し、「米国民特有の不屈の楽観主義を体現していた人物として、そして自由のためのあらゆる戦いの最前線に米国を位置づけた人物として、私たちはロナルド・レーガン大統領の記憶をとどめ続ける。
レーガン氏は1911年2月6日、イリノイ州でアイルランド移民の子供として生まれた。地方ラジオ局のスポーツアナウンサーを経て映画界入りし、西部劇などに出演。52年にナンシー夫人と再婚した。
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