|
2004/06/29(火)
ダイエットに反対運動 研究者らが組織設立
|
|
|
Houstonの天気(31℃/23℃後雨 ----------------------- 【USA】ダイエットに反対運動 研究者らが組織設立
米国で大流行している「低炭水化物ダイエット」 パンやパスタ、糖類などを徹底的に減らし、脂質やタンパク質を多く取る方式で、「パンなしハンバーガー」「生地なしピザ」などの登場にもつながり、話題を呼んでいる。このダイエット法に異論を唱える研究機関や消費者団体がこのほど、反対運動の組織を立ち上げた。
「パートナーシップ・フォー・エッセンシャル・ニュートリション」と呼ばれるこの組織には、米国がん研究財団(AICR)をはじめ、老人医学や糖尿病、肥満などの研究団体が参加。
設立発表の記者会見では、AICRが「科学的根拠のない説を売り文句にして、一部の企業だけが暴利をむさぼることになる」と述べ、低炭水化物商品を次々に売り出す業界を厳しく批判した。
「野菜や果物、豆類、小麦の全粒粉は、いずれもがんや心臓病の予防に役立つとされるが、主成分は炭水化物。これらを避けようとする食生活は不健康だ」と主張する。
AICRによると、炭水化物を極端に抑えて体重を減らす方法は、腎臓や肝臓に負担がかかる。低脂肪ダイエットとの比較調査では、最初の6カ月は低炭水化物ダイエットの方が急激に体重が落ちるが、1年後の効果はほぼ同じになるとの結果が報告されている。
|
|
|