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2004/06/02(水)
アレルギー増加は抗生物質に原因と
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Houstonの天気(34℃/25℃) ----------------------- 【USA】アレルギー増加は抗生物質に原因と
先進諸国などで近年、ぜんそくやアレルギーが増加している傾向は、抗生物質が消化器官に与える影響に関連しているとの研究結果を、米ミシガン大の研究チームが発表した。
抗生物質は病気の原因となる細菌を退治すると同時に、大腸や小腸の中の「善玉菌」も殺してしまい、これが全身の免疫システムを狂わせると考えられる。
同チームでは、マウスを使って消化器内の細菌の状態と免疫システムとの関係を研究。 それによれば、マウスに抗生物質を投与すると消化管の中の細菌が全体に減少し、これと同時に、肺がかびの胞子に対してアレルギー反応を示すようになることが分かった。
抗生物質を与えなかったマウスには、かび胞子へのアレルギーはみられなかったという。
空気中のアレルギー原因物質は鼻から体内へ侵入するだけでなく、飲み込まれて消化器官にも入り込む。消化器官内の免疫細胞はこれに反応し、アレルギーに関わる化学物質を放出する。
免疫細胞にはいくつかの種類があり、通常は互いにバランスを取って過剰なアレルギー反応を抑えている。ところが消化器官内の環境が変化すると、このバランスが崩れてしまう。
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