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2004/05/31(月)
【ローマ】「本物のピザの味」品質低下嘆き
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Houstonの天気(36℃/25℃) ----------------------- 【ローマ】「本物のピザの味」品質低下嘆き 「ナポリの本物の味を守れ」。ピザ発祥の地、イタリアの農業省は25日、国内レストランに向けて「本場の本物」の作り方を厳格に定めたガイドラインを発表した。
欧州連合(EU)諸国におけるイタリア料理の質の低下を防ぐために農業省がひねり出した一手で、ナポリを中心とした地域のピザレストランの承認を取り付けて決定、政府広報で発表した。
「愛の行動。絶望的な性格を帯びているが」との旨の見出しを付け、ガイドラインの内容を1面で報じた。
ナポリピザとして3種を定義付けた。1つはニンニクとオレガノ入りのマリナーラ、1つはバジルと南アペニン山脈産モッツァレラチーズのマルガリータ、残りの1つはトマトとバジル、カンパーニア産バッファローモッツァレラチーズのエクストラ・マルガリータだ。
「本物」のナポリタンピザは、丸形で直径35センチ、生地の厚さは0.3センチ、クラスト(生地の端部分)は2センチを超えてはならない3)生地はソフトでしなやか、楽に折りたためるようなものでなければならない、と指示している。
さらに、生地は必ず手でこね、薪(まき)を燃やして485度に温めたオーブンで焼き上げる必要があるとしている。原材料に至っては、小麦粉やトマト、油の種類まで指定するこだわりようだ。
規則を「固く」守ったレストランには、「伝統の味を保証します」との特別プレートを与えるという。
ナポリで1、2を争う老舗ピザレストランのオーナーは、「この規範は、古代から存在する、最も重要な伝統を守るのには効果的」と評価。「違うやり方でピザを作って欲しくない。」と述べた。
イタリアに点在するピザレストランは約2万3000件、そのうち約200店はすぐにでも「特別プレート」獲得にふさわしい味を誇っているという。
(ふふふ、好きな人なら、この記事を読むだけで・・(笑))
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