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2004/03/27(土)
アテネ五輪、聖火リレーがスタート
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Houstonの天気(29℃/18℃) ----------------------- 【ワールド】アテネ五輪、聖火リレーがスタート
ギリシャ・オリンピア 今夏のアテネ夏季五輪の聖火の採火式が25日、古代五輪発祥の地、オリンピア遺跡にあるヘラ神殿で催され、計27カ国、五輪史上初の5大陸を巡るリレーがスタートした。アテネで五輪が開催されるのは、実に108年ぶり。
ヘラ宮殿前では、巫女(みこ)の衣装をまとった女優がローブ姿の「侍女」たちを率いて登場し、オウ面反射鏡で集めた太陽光でトーチに聖火をともした。
観衆が見守る中、聖火は第一走者でギリシャの陸上やり投げ選手、ガツィウディスさんに託され、トーチを一方の手に、オリーブの枝をもう一方の手に持って走り出した。
聖火はギリシャ国内を回った後、3月31日にアテネの競技場に到着、一時保管される。6月4日にシドニーを出発し、過去の夏季五輪開催都市など計27カ国、4万6800マイル(7万4880キロ)を計1万1000人の走者がリレーする。
訪問都市にはエジプト・カイロ、南アフリカ・ケープタウン、ブラジル・リオデジャネイロなどが含まれるが、アフリカ、南アメリカ両大陸を回るのは五輪史上初めて。
走者には陸上棒高跳び界の伝説的な選手、セルゲイ・ブブカ(ウクライナ)さんや、ボブスレー選手のアルベール・モナコ公国王子(モナコ公国)らがいる。
アテネ五輪の開会式は8月13日。しかし、メーンスタジアムの工事完了の時期が予定より大幅に遅れている。
---------------------------------------------------------- 【略歴史】 古代五輪は紀元前776年に誕生。現在と同じく、4年ごとに開催されていた。しかし、393年にローマ帝国がギリシアの神に捧げる同祭典を異教徒の儀式と見なし、廃止した。
およそ1500年の時を経て、近代五輪は1896年、フランス人のピエール・ド・クーベルタン氏の提唱によって復活した。聖火は1928年のアムステルダム五輪から、聖火リレーは36年のベルリン五輪から導入されている。
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