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2004/02/16(月)
乳児期の熱とアレルギーの反比例?
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Houstonの天気(14℃/2℃) ----------------------- 【USA】乳児期の熱とアレルギーの反比例?
欧米や日本などで増えている子どものアレルギーをめぐり、乳児期に何度も熱を出した子の方がアレルギー体質になりにくいとの研究結果が発表され、注目を集めている。
米デトロイトにある非営利医療機関「ヘンリー・フォード・ヘルス・システム」の研究チームが835人の子どもたちを対象に追跡調査を実施、免疫学専門誌に成果を発表した。
チームでは、出生から満1歳の間に熱を出した回数と、その子が7歳になるまでに現れたアレルギーとの関係に注目。
その結果、1年間まったく熱を出さなかった子のうち半数がアレルギーの兆候を示したのに対し、2回以上発熱したグループでアレルギーになった子は31%だった。
ただし発熱回数が1回だったグループは、アレルギーの子が46.7%と、発熱ゼロのグループとほぼ同じ割合に上ったという。
チームを率いるクリスティーン・ジョンソン氏は「発熱とアレルギーの間に予想を上回る相関関係が見つかった」と話している。
先進諸国でのアレルギーの増加傾向については、「生活が清潔になり過ぎたためではないか」との説が広く指摘されている。
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