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2004/10/26(火)
【巷話】ボールガールにモデル起用は女性差別助長
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Houstonの天気(31℃/19℃) ----------------------- 【巷話】ボールガールにモデル起用は女性差別助長
スペイン労働社会問題省平等政策局の局長が19日、当地で開催中のテニス大会、マスターズ・シーリズの主催者に対し、試合中のボールガールとして女性モデルを起用するのは、女性差別を助長する原因になると、苦言を呈した。
局長は、「伝統的に、テニス学校の少年や少女達が、テニスボールボーイとボールガールとして活躍し、男女平等の見本を見せていた」と述べ、単に娯楽性を追求すれば女性差別を助長することになる、として、女性モデルのボールガール採用を批判した。
同大会では、スポンサーのロゴが白抜きで描かれた黒いタンクトップに膝上の白いミニスカートをはいた19─28歳の女性達が、ボールガールとしてボールを拾ったり、選手達にタオルを手渡している。
ロイター通信によると、女性達はボールガールとしての訓練を2週間受けた。また、AP通信によると、大会期間中に週給1100ドル(約12万円)が支払われているという。
女性モデルがボールガールに起用されたことについては、男子選手の気を散らすことになるとして、批判が上がっている。
同大会第2シードのアガシ選手(34)も、「控えめに言っても、ボールに集中するのが難しかった。でも、妻とプレーしていたので、有利だったと思う」と語った。その上で、「(彼女たちの)スカートは、ちょっと走りにくいと思う。もう少し短い方がいいんじゃないかな」と冗談を飛ばした。
一方、大会開催者側は、テニスがゴールデンタイムに放映されるような娯楽だということを反映しただけだと反論している。
大会は24日までで、テレビ放映している。
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