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2004/10/11(月)
【USA】高齢者の「出会いサイト」利用が増加
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Houstonの天気(28℃/18℃) ----------------------- 【USA】高齢者の「出会いサイト」利用が増加
米国の高齢者たちの間で最近、インターネット上で異性のパートナーを探す「出会いサイト」の人気が高まっている。離婚や死別でシングルになった男女が、新たな出会いを求めて集まってくる。サイト運営者も、高齢者へのPRに力を入れ始めた。
「容姿端麗で知的な女性、身長160センチ。セクシーで明るく、知性あふれるパートナーを募集中」――ウィスコンシン州ミルウォーキーに住む心理療法士、メアリーさん(64)が、2つの出会いサイトに出したプロフィールだ。彼女は96年に2人目の夫を亡くし、1人で生きてきた。だがサイトへの参加をきっかけに多くの出会いを経験し、今は会社重役から農業に転職した男性と「真剣な交際」をしている。「年を取ったから恋愛はおしまい、と思い込む人が多いけど、年齢は関係ない」と、力を込める。
インターネット調査会社のニールセン・ネットレーティングが今年8月、米国の主要な出会いサイト5件を調べた統計によると、1カ月間のサイト利用者のうち、55歳以上の人が16%、65歳以上が5%を占めた。会員数2500万人の大手サイト「アイマッチアップ・ドット・コム」では、55歳以上の利用者が、全体より30%も大きい増加率を示している。同サイトではこの秋から、より多くの高齢者を広告に登場させる方針だという。戦後生まれのベビーブーム世代が高齢化するにつれ、増加傾向にはさらに拍車がかかりそうだ。
こうした現象の背景には、高齢者の間でコンピューターやインターネットへの抵抗感が薄れてきたという流れがある。ニールセン・ネットレーティングによると、8月のネット利用者のうち、55歳以上の人は全体の20%近くに上った。
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