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2003/10/01(水)
「逆ノーベル賞」史の本が登場*鼻ほじりから
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【USA】「逆ノーベル賞」史の本が登場*鼻ほじりからトースト 世界で最もばかばかしいと認められる業績を選び、毎年10人に「イグ・ノーブル賞」を贈っている主宰者のマーク・エイブラハムズ氏がこのほど、同賞のこれまでの歩みを1冊の本にまとめた。「鼻ほじり」や「トースト」をテーマにした大まじめな研究や政治家の「迷言」など、歴代の受賞例が紹介されている。
イグ・ノーブル賞は、「下品な」「不名誉な」という意味の単語イグノーブル(Ignoble)に引っ掛けたノーベル賞のパロディ版で、1991年に創設された。エイブラハムズ氏によると、「笑えるとしか言いようがなく、しかも記憶に残る」業績を残した人物に贈られる。
初代受賞者の1人として紹介されている米国のクエール元副大統領は、「環境を害しているのは汚染ではなく、空気や水の中の不純物だ」など意味の不明瞭な言葉を連発し、「科学教育の必要性をだれよりも鮮やかに示した」と評価された。
スコットランドの医師3人のグループは1993年の「便器崩壊」に関する論文で受賞した。トイレで負傷したという患者が6カ月間に3人運び込まれたため、原因を調査したところ、便器の老朽化によるものと判明。「崩壊の危険を避ける方法として、便器に座らず、腰を浮かせた姿勢をとるべきだ」と提言している。
インドの政府研究機関所属の科学者グループは2001年、若者の鼻ほじりについて詳細な調査を実施した。鼻をほじる習慣は社会的階層を問わずみられ、指のみを使う人が8割、ピンセット派と鉛筆派が1割ずつを占めるなどの結果が報告された。
1995年、英国の研究者が欧州の科学誌に発表した論文も興味深い。トーストを落とすとバターを塗った面が下になるのはなぜかを分析し、結局「宇宙はそのようにできているから」との結論に達している。
今年の授賞式は10月2日、ハーバード大学で開かれる。エイブラハム氏によれば、受賞者は観客から紙飛行機の嵐を浴び、「非常に安っぽくて1カ月もすれば壊れる賞品」を贈呈されるという。
************************** (でも当人たちは、地位の有る先生方で、大まじめなんですね。びっくり(笑))
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