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2005/07/23(土)
ばいばい。
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大切なものがどんどん私の手の内からこぼれおちていく。
あるものはかたちを変えて戻ってくるし、
あるものは足跡さえ残さない。
私が切り捨てたものもある。いつのまにか消えていたものもある。 絶対に失いたくないと思っていた筈なのに。すべて。
私はそれらに未練を残す。いつだって、あきらめがわるい。
でも結局は、前を向いて歩いて行くことしか許されていないことに気づく日がくる。
そして私は、前を向く。そろりそろりと、歩き出す。
私が傷ついていること、悲しんでいること、落ち込んでいること、 分かってくれる人はわずかだ。私は味方を必要としない。しかし ときには、周りの無神経さに腹が立つ。それでも私は自分を含め その所謂“無神経な周囲”を愛しているのだから仕方が無い。
明日、新しい生活が始まる。 彼と暮らすこと、私にとって必要なこと。
いままでの私、さようなら。
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