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2006/03/31(金)
小ネタというかなんというか。4>悪魔と踊れ
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4)あなたの定め
彼女の言葉に俺は思わず「そんな女よりあんたの方が心配なんだ。判ってんのか?」といいそうになる自分を堪えてただ抱きしめた。 「判った」と言って。 もう、全部判ってるから一人で背負い込んで、倒れないでくれ。 そんな顔をしてるから。 安っぽい同情でも、哀れみでもない。 どこかその女に、彼女は…俺の生まれて初めてできた「愛する女」はその二つではない感情に支配されていて。 こんなに硬い表情の彼女を見るのは初めてだった。 それだけでちりっと胸の奥が痛む。 嫉妬だ、これは。 どこまでも、うちの奥さんに関しては俺は心は狭い。 できるなら、俺だけ見るようになって欲しい。 そう望むのは、俺の身勝手な欲望だが。
「でも、自分の身体も労わってあげてください」
一瞬、彼女は口ごもり、そして小さく「はい」と応える。 だけど彼女の性格上…一つのことにのめりこんだら回りのことが見えなくなるから気をつけてやらなくちゃ。
彼女のことを一番愛して、頼られて、そして心配ができるのは。 彼女の友人でも親でも仲魔でもなくて俺自身だけなのだから。 それが俺の定めっていうのであれば、甘んじてそれを受け入れよう。
※お題場様より/『あなた』花言葉 御題から 『あなたの定め/ニシキギ』 黄緑色の小花が咲いて、実は赤くなるそうです。 ヤフーの辞書にて以下コピペ。 『五色に彩った約三〇センチくらいの木。昔、奥州で、男が恋する女に会おうとするとき、女の家の前にこれを立て、女に迎え入れる心があれば取り入れ、取り入れなければ、男はさらに繰り返し、千本を限度として通った』そうな。 九十九の飛鳥さんがこれした場合、その嫁は何本くらいで迎え入れるんだろうか?
【デビルサマナー葛葉ライドウ。感想日記(20)】 現在井戸の中で仲魔集め+レベルUPの最中ですが、ほろほろと異界を歩いたりして話もちまーっと進めました。 そのおかげで、車掌のパスとマージャンのアイテムGET。 晴海では定吉と会話し、探偵社ではラスプーチンと再会。 その後また井戸の中に逆戻りしてます。 おかげで現在レベル53. 追加悪魔 パールバティ, ショウテン,ガシャドクロ,リャナンシー。 ヒトコトヌシとミジャグジ様はすでに剣合体済でございます。 あと皆忠誠度MAX。 ねこじゃらしを求めて第五階層のネコマタさんを刈りにいくかな? それとも今の階層で大丈夫かな?
【追記日記】 先日病院に行きましたら、先生ににこにこ笑われたそうです。 「普通、退院した人は見ないんですよー」とのこと。 普通は地元と言うか、家の近くの病院に通ってもらうそうです。 まあ、そう言わないでとうちの親が身内を見てもらうと、食生活はそのままでOK。 高血圧が多少気になるけれど、他の数値は標準点だそうでほっとしました。 二か月分の薬を頂いて病院から戻ったんですが、問題は身内じゃなくてオイラ自身でした。 感情の浮き沈みが激しく、沈んで浮上したらと思うと何気ない親や身内の言葉にごそっと痛恨の一撃喰らって、本気で泣きました。 イライラしたり、泣いたり。 親いわく「あんたの方が病人の顔してる」とのことで血の気がない顔つきだったようです。 家に戻ってから、本当、「あんた何をふてくされているの」といわれた瞬間には「なんでそういわれなきゃいけないんだ」とぼろぼろ涙をこぼしたら親の方が「あらあら」と慌ててました。 あれだな、ストレスだなーとか思ってます。
【WEB拍手】 3/31 0時 >雪野様 日記の『悪魔と踊れ』楽しんでいただけたようで幸いです。 メガテンらしくないお話ですが、好評のようでこういう話も作ってみました(笑)。 本編に織り込みたい話なので、またちまっと頑張ります。
たくさんの拍手ありがとうございます
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