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2003/09/23(火)
略語、常識、知ってるの?(長文になってしまった)
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いやはや、遊びつかれが抜けきれないトミサキです。 朝から練習、最寄のJR王寺駅で武籐を乗せてさぁ出発! ・・・と、そこへとんでも無い光景を目にすることになりました。 とても車通りが盛んな交差点。対向車線は少し混雑していたのですが・・・ その先頭は遅い車でも大型車でも何でもありませんでした。
おばちゃんだったのです。
三輪で絶妙な安定感を誇る旧型ママ専用自転車に乗った彼女の表情は、動揺の色一つ見せません。 それどころか、誇らしげにも見える精神力の太さ。 後続車もその気迫に押され、まるで大名行列のようなその状況に疑問すら抱いていないようです。
目が点になってしまった僕と武籐。 おばちゃんが右折(横断歩道あるのに何故か右折車線に停車)する前に、何とかその場を通り過ぎました。
人生稀に見る奇妙な風景を目の当たりにした二人は、その話題でしばらくもちきりでした。 あれは一体なんだったのか。どう理解すればよいのか。 僕の口からこんな言葉が出ました。「まるで原チャやん・・」
そういえば、原チャっていうのは略語。 略語は難しい言い方ですが、その世界の常識を信用して作られていますよね。 例えばミスチルは昔流行のバンドMr.Childrenを示しています。 バンド名で言うならブリグリ、ジュディマリ、エレカシ。 しかも、専門的な世界ではもっとその世界の常識を信用した略語が横行しています。 TV業界で言うと、 けつかっちん(現在収録中の番組の後ろにすぐ他の撮影が控えており、時間が無い事) ちょっぱや(超速いの略、着替えの時などに使われるらしい)など。 しかし、その世界のことを知らなければ略語は言わば異文化の言語。一つ試してみましょう。 ウイスキーなど、お酒に関わる言葉「ツーフィンガー」を聞き、 今、意味を知らない貴方はどのような事を想像しましたか(知っている人はごめんなさい)? 指二本分(第二関節だったかな?)の高さまでお酒をグラスに入れることだったと思います。 間違っていたら恥なんですが・・・それくらい一般人には需要が少ない言葉が存在するということです。 知らない専門用語、略語が出てきたら、自分なりの解釈をして誤解してしまうこともしばしば。
で、話は「原チャ」に戻るんですが、僕と武籐は考えました。 その婦人は社会の道路状況を無視した行動に打って出たわけです。 言わば僕たちと違う世界観の中で動いているのです。 それを僕たちの常識に強引に結びつけて理解しようとするならば・・・ おばちゃんの乗っていたのは、 「原動機付き自転車」ではなく「原始的チャリンコ」 ・・・略して「原チャ」だからルール違反じゃないのか!
・・・苦しいですね、ごめんなさい。
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