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2003/08/21(木)
旅、路、夏(前編)
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ふぅ・・・やっと家に帰ってきた管理人です。 只今、22日午後11時。一昨日の夜から、旅行に行ってまいりました。友達と二人で車に乗り込んで。 日記も日を追って書き込んでいこうと思います。 この駄文、長文を読まれる方の目の前に景色が浮かんでくれたら幸いに思います。 本来は屋久島行くつもりにしていたのですが、仕事などイロイロあって今回は車の旅でございます。
久々に踏み出た脈絡の無い旅。 高校時代から、九州北部、四国一周、北海道、東京、岐阜県の山奥や友達の幼少の頃の故郷探しとか。 あえて目的地を曖昧に設定して、偶然の出会いに期待する。 そんな旅行が大好きで、今回も「とりあえず北へ」をモットーに出発しました。 東京より北の本州、すなわち北陸や東北へは足を踏み入れた事がないので、魅力があるじゃないですか。ね。
夜の10時半から家を出て、とにかく北へ。 大阪、京都、滋賀を通り抜け、福井の敦賀(四年前旅で通った思い出の土地)を通過したのは三時〜四時。 次いで石川、富山を潜り抜け、五時には新潟へ入っていました。 約三十もの長いトンネルを通り抜けると、朝焼けの時間となり景色が見え出しました。 山岳地帯を抜け、平野部分に入ったのに延々と続く森、森、森。 左手の森の奥、空との切れ目に光るのは日本海。 人工的なものがほとんど見当たらない眺めに、徹夜明けのテンションも重なって、 何かわけのわからない事を叫んでいたように思います。 「きゃー」とか「わー」では飽き足らず、「旭日クリニック」とか「無念」とか(?)。
しばらく走って人里が見え始めたので途中のインターチェンジで門を飛び越えて、街に降りてみました。 一面に広がる田園。さすがはコシヒカリの産地。すでにコオロギが鳴き始めていました。 田園の中の集落(何軒かの家の周囲に木が沢山植えられている。吹雪対策?)に足を運ぶと、 子どもたちが3,4人でラジオ体操をしていて。完全に僕たちは不審者でした。 集落の周りの木では蝉がやかましく鳴いていて、久々に蜻蛉や蛭、ミズスマシもお目にかかれました。 田園、大きな木に止まる蝉、蜻蛉。僕たちが本当に幼かった頃の原風景です。 まだ、日本にこんな場所があったんですね。 しばし、立ち止まって懐かしい草の香りを楽しみました。
新潟市内に着いたのは朝の九時すぎ。高速から降りようと思ったら料金が馬鹿高かったので焦りました。 あと300円高かったら、僕たちは県警のお世話になるとこでした。・・・笑えない。 市内を回り、新潟大学で一服してから、山に行こう!ということで(都会はどこでも一緒だから面白くない)。 来た道をちょっと戻って妙高高原という、長野との県境にある高原へ向かいました。 宿も取ってないし、何がある場所なのかも全く分からないので町の観光協会へ。 民宿を紹介してもらい、荷物を置いた時、今までの疲れがどっと出て、ちょっと一眠りしてしまいました。 限界だったんですね、実は。昔は動けたんでしょうけど。若さかなあ。(続きは翌日の日記へ)
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