|
2003/07/28(月)
母校、恩師たち、知らない世界
|
|
|
今日の日記も遅れていますね。申し訳ない。
今日は母校で面接がありました。次の仕事場です。
朝は少し寝坊して、少し慌てて教師免許のコピーと、クリーニングに出していたスーツと、履歴書を取りに行って。
未だに慣れる事の出来ないスーツとネクタイを着用し、眠い目に目薬を点して車に乗り込みました。
眠気覚ましにAdvantage Lucy（チョコラＢＢ？の宣伝に使われていたと思う。超爽やか系ポップバンド）を
聞きながら行きたかったのですが、そういやＭＤウォークマン壊れていた。がーん。
母校は若草山の近く、奈良教育大学のすぐ近くにあります。我が家から一時間弱かかります。
大学生の始めのころは学園祭に顔を出していたのですが、最近はめっきり来なくなっていた母校。
まさか、スーツを着てこの地を踏むとは思ってもいませんでした。
確かに教師になる理由としては、母校に戻るというのは夢の一つでした。
しかし、高校時代から大学時代を経て、夢は現実を含み、「母校」という存在は薄れていました。
しかし、ひょんな事から国立のこの学校に戻る事が出来て。ラッキーなのか何なのか。
まだ、その辺はどう出るかわからないのですが。
来賓用のスリッパ履いて、歩く校舎は変わっていません。
しかし、すでに僕たちが過ごした痕跡は無い気がして。
同じ場所でも、僕たちの居場所は無くなっていました。
そりゃ、５年の月日が流れているのですから、仕方ないですね。
５年前の僕は、そのような事を計算に入れて夢を設計していたわけがありません。
生徒としての居場所を求めていたこの母校。いい意味でも、悪い意味でも甘かったですね、昔の僕は。
五年ぶりに叩く化学準備室のドア。
出迎えてくれたのは、僕たちが高３の時に新任で来た先生でした。
まさか、恩師と肩を並べる（まがいなりにも）ことになろうとは、と。
先生と事務手続きをしながら笑い話をしていました。
少し化学の先生の用事で暇が出来たので、よく出入りした保健室や体育教官室に足を運びました。
そこには、昔と変わらない先生がいて。とてもほっとしました。
僕が学校に戻ってくるのはまだ伝わっておらず、皆さんびっくりしていました。
やはり中高一貫だから、教師の数も多いし、職員室なんか無いし。伝わりにくいんでしょうね。
全然前の職場とは違う環境ですね。
体育教官室では、コーヒーまで戴いて体育の恩師と話をしました。
先生はもう５０近い方なのですが、とてもパワフルな人で。
最近ドイツ語の勉強を始めたらしいです。すごい。
僕もこんな歳の取り方をしたいなあ。と思いつつ。
あと、学校の裏事情を沢山聞けました。
数年前、中学校・高校の枠を無くして中等教育学校という形を取った母校。
その改変のときに、沢山の恩師が学校を辞めました。
やはり学校の方針や生徒の質が僕たちと変わってきたことや、学校が持つ「国立」から「独立法人」化する背景など。
沢山の社会的事情が絡む現場ってのは、どこでも同じようです。
僕が描いていた母校とは違わないまでも、さらに広く、さらに深く世界を持ったこの学校。
二学期から、どのようになるのやら。
しかし、初心を忘れず。それだけは大切に。せっかく叶った夢ですからね。
今日はやたらとゲームにハマってしまいまして。
オンラインゲーム「リネージュ」というヤツ（韓国では大流行らしい）なんですが。
気がつけば朝の五時。何やってんだか。涙。
ということで、明日は短い一日になりそうですね＾＾；
|
|
|
前の月
