ツレヅレ
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2003/07/19(土) 墓前に、友達に、花束を
ども、かなり遅く日記更新でございます。
終業式で疲れきった体に鞭打って、今日も朝から仕事です。
というのは、中学校ともう一つ(副業禁止なんですが・・・)、公文教室の科学教室の先生を頼まれていまして。
相手は小学生の学年の違う10人弱の子どもたち。
ひょんな事からこの仕事を紹介されて、今回で二回目です。

今回のお題は「大気圧」。こいつぁ難しすぎる。
中学二年生でも教えたのですが、チンプンカンプンな顔をしていた経験があるので・・・トラウマな内容です。
ま、公文が作った教材やテキストがあるので比較的楽な思いで臨みました。
今回の公文が用意している教材はっと・・・うーん、使いどころが難しいものばかり。
コップをさかさまにしても、紙が大気圧に押されて蓋をしたままになる手品も知ってそうだし・・・。
と考えていると、子どもが来ちゃいました。えーい、こうなったらアドリブだ!と意気込んで授業へ。
・・・が、やはり子どもは正直なもの。教室は教材の風船が飛び交う甲子園球場となりました。涙。
うーん、自分自身でももっと実験のネタを用意していけばよかったのか。残念です。
やっぱり、「気圧」「電気」のような、目に見えない物を教えるのって難しいですよね。
しかしこれこそ理科教師の永遠の課題。頑張ります。
僕が目指しているのは本来は小学校教師!修行あるのみっす。

この公文教室は奈良県の桜井市にあるんですが、ここは友達が眠っている土地でもあります。
この友達に関しては、携帯版の日記に時々登場したことがあるのかな。

公文教室の近くにお墓はあるのですが、今日は人を待たせていたので寄れませんでした。
もう自由な時間も出来たので、一度花を添えに行かなくちゃ。
彼が他界してから早や四年。未だ彼が居ないということが信じられない自分も、正直、居ます。
受け入れられないほど悲しいとかではなく、ただ、認識できないのです。
こんな事言ったら色んな人に怒られそうですが、ね。
ので、僕はどこかで聞いてくれている、と思いながら墓の前に立ちます。
そのへんは高校時代の友達連中も一緒みたいで、いつも長い間目をつぶって静かに話しかけています。
死ぬということは、二度と会えなくなることです。ゼロになることです。
しかし少なくとも僕たちは、ここには居ない彼に助けられています。
こんなところで挫折したら笑われるな、とか思ったりしたとき、スッと体に力が沸いてくるんです。

他人を救う事が出来る、少なくとも僕は助けられている。影響を与えている。
ここからは極論であり倫理的にまずい部分があるかもしれませんが、
彼は僕たちの中で「生きている」という表現が可能です。
よく物語などで口にされているこの表現。
自らの身の中で言葉にした時、この表現は本当に適切であり、かつ重要な気がしました。

彼は僕たちの中で生きている。陳腐かもしれませんが、いい言葉のように感じます。
その「事実」を確認すべく、今年の夏も墓参りに行こうかなと思います。

で、待たせていた相手というのは。
つい最近留学先のラオスから帰ってきた女性です。高校時代の親友です。
英語にラオス語はマスター、確かタイ語にラテン系の言葉も少し解るのではないでしょうか。
我らの仲間内の期待のホープです。
もう会うのは一年以上ぶりになるのか。お互い立場も姿も変わって心身ともに様変わり。のはずが。
久々の再会でお互いテンションが高いものの、やっぱり最後には「相変わらずやなー」と言い合ってました。

もう一人高校友達を連れて、今日は岸和田までデートでした。
目的地は、これまた高校友達のコンサートです。
現在は奈良県立医科大学の5回生(現役合格でした。すごすぎ)で、今は軽音楽部に所属してます。
楽器はアルトサックス。お洒落ですよね。
同じ軽音楽という名前でも、僕が所属していたのはバンド単位だったのですが、
奈良県医大の軽音楽部はビッグバンドと呼ばれるジャズやスカなどを主に演奏する大所帯で。
以前も演奏会を聞いたことがあるのですが、本当に大迫力。結構ファンだったりします。

高校時代には楽器もほとんど触ったことの無かった友達も、今や一人前の演奏者です。
僕たちの仲間は、誰かしら音楽を大切にして現在の生活を楽しんでいる人が多く、それが誇りでもあるんですが・・・
やっぱり他人と音楽を楽しむことには問題はつきもの。
サックス吹きの友達もどうやら人間関係で悩んでいるらしく。
同パートのいじめが何とかかんとか・・・よくわかりませんが。
大変らしいのです。こんな時こそ、旧友の出番です。と言う事で遠出しました。

今回のイベントは、関西地方の大学のビッグバンドが集まるビッグイベントでした。普通にお金取れます。
道に迷いながら到着したときに演奏していたのは、奈良の天理大学のビッグバンド。
結構音楽関係で有名な大学なのですが・・・本当に段違いの演奏力で。
シビれました。マジでおしぼり投げたいくらい。
言葉では言い表せない感動。書くとすでに長い日記が収集つかなくなるのでやめます。
続いて京都大学(とっても落ち着いたジャズを聞かせてくれました)、そして奈良県立医科大学の登場。
曲は比較的簡単なものでしたが、息はピッタリ!安心して楽しめるライブでした。
友達もソロは演奏しなかったものの、バッチリ演奏できていました。
周りは多分吹奏楽部上がりが多い中で、初心者から頑張ってこの舞台に立っている友達を見て感動。
今まで押し殺し(切れていませんでしたが)ていた音楽的な感覚が蘇ってきました。よし。
やっぱライブって、いいですね。

演奏が終わってから楽屋へ赴いて、友達と再会。
「お疲れさん」としか言えませんでしたが、会えてよかったです。
あ、普通は花束とか渡すべきだったのかな、と他の友達と苦笑。
積もる話をしながら、家路につきました。

友達に花束を。色々な場面や意味がありますが。
友愛を込めて。ですね。


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