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2004/05/18(火)
サウスポーの長所
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いきなり本題 サウスポーのいいとこは、右とは全く違う球筋でくることっすね。 とくに、左バッターにはとても苦です。 今まで、外角気味の球がど真ん中に入る球筋だったのに、 その逆で内角のきわどいボールに見える球が真ん中に入ってくるので結構厄介です。 けっこうどころじゃない、かなり厄介だし、左のほうが同じ100` でも、断然速く見える。 なぜ?
左投手が、左バッターを翻弄するには、カーブがいいです。 普通に、ど真ん中から外角低めに落ちるカーブは内角から外角に グワーっと凄いキレで曲がってるように見えるからです。
しかし、カーブだけだと踏み込まれてしまう。 むしろ、踏み込まれたら一巻の終わりです。 ここで、活躍するのがシュート! これを出真ん中から内角に曲がるように投げると、左バッターは ただでさえ内角に見えるボールが踏み込むことで更に内角に 見えるのにその内角のボールが自分に向かって変化する。 これじゃ、手を出せないのにストライク。 踏み込めなくなれば、カーブは良くて先っぽ、シュートは根っこで 長打を打たれる可能性は少なくなります。
昔、阪神の遠山投手が松井秀喜選手に打たれなかったのは、 シュートとスライダーがあったからです。
右バッターの対処法は、シンカー(スクリュー)を憶えたほうがいいでしょう。 外角からど真ん中に甘く入ってくるように見える右バッターにとって そこから眼の遠い外角低めに沈まれると、バットは当たりません。 当然、そうなるとバッターは踏み込んできます。 そこへ、カーブを投げるとやはり、踏み込みにくくなります。 シュートはあまり投げないほうがいいです。 前回同様、人間の目は横の変化に対応できるから極力投げないほうがいいです。 ただ、左バッターの場合、球筋の問題でシュートのほうが効果があるわけで・・・ とりあえず、理想の左投手は カーブ(又は横滑りのスライダー)、シュート、シンカーを持っている 左投手が最高の投手だと言えると思います。 その他の変化球は基本的にいらないと思いますが、 一応、憶えておいたほうがいいと思います。
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