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2005/05/12(木)
疲れのちやりがい
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今年担任しているクラスは、去年の持ち上がりだから子どもたちの様子もよくわかってるし、信頼関係も築けている。個々の好きなものや嫌いなものもよくわかっている。部屋が隣になっただけなのに、急に成長したような気がして、日々の成長をほほえましく思っている。
でも、そんな私でもどうしていいかわからなくなって困り果てることがある。
☆Kちゃんの場合。 両親の仕事が忙しく、満足に甘えられていないよう。お昼寝中にうなされるように泣き出すのはほぼ毎日。 「大丈夫だよ〜」「どうしたの〜?」と声をかけても、抱っこしてもダメ。ワンワン泣き続ける。 「お外行く?」と聞くと頷いたので、一度外に出る。でもここで寝かせるわけにも行かない。落ち着いてから部屋に戻るが、やっぱり泣き出してしまう。 「絵本読む?」お昼寝前に読んだ「ぐりとぐら」の絵本を渡すと、泣き止んで絵本を読み出した。次第に眠くなったようで、いつの間にかカワイイ寝顔を見せてくれた。
☆Yくんの場合。 今月から入園したため、まだ環境に慣れていない。遊んでいるときはいいが、お昼寝明けがひどかった。眠さもあり、「ママいない、ママいない」と大泣き。「ママ来るよ〜」「牛乳飲んで待ってよう?」と声をかけてもダメ。声は大きくなるばかり。弟のクラスや園舎内を散歩してもダメ。 諦めて「絵本読んで待ってよう」と取り出した絵本。意図的に「おやつ」の絵本だった。すると「Yの牛乳ない〜」と泣き出す。「牛乳飲む?」と聞くと頷き、おやつもしっかり食べてくれた。 「おいしい?」と聞くとニコっと笑いながら頷く。その笑顔を待っていた。途端にYくんをとても愛しく感じた。涙が出そうになった。
コドモは大人の思うようには動いてくれないし、ワガママばかり。でも、私はこういう瞬間のために、コドモの笑顔のために、日々頑張ろうと思えるのだ。
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