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2005/11/25(金)
「小春日和」はいつまで?
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このところ、朝晩は冷えこんでも、昼間は柔らかな陽射しが部屋の奥まで差し込む日々が続いています。 世間の物騒な事件を知らないで済むなれば、なんともゆったりとした日常の営みを満喫できそうな気分になりますね。
庭先の木から役目を終えて降ってくる落ち葉の量が、日に日に多くなってきました。 道に落ちたものは掃くとしても、花壇に積もった葉は、なんとなくこれからの冬に必要な掛け布団のようにも見えます。
「小春日和」という言葉を定義する気象的な条件があるわけではないそうです。 @日中に陽射しがある A気温が平年を上回っている B風速3メートル未満 といったときに呼ぶ人が多いということらしいです。
この季節は、まだ大陸の高気圧の勢力は弱いので、すぐ移動性高気圧になって日本列島にやってきては、又流れていってしまいます。 ですから寒い木枯らしは、1日程度でおさまることが多いのですね。
このような温暖な気持ちのよい季節は、世界各地にもあって、いろいろな呼び方がされているようですよ。
日本 :小春日和 アメリカ:インディアンの夏 イギリス:聖ルカ祭の夏 ドイツ :おばあちゃんの夏 ロシア :老婦人の夏
日本以外、「夏」を使うところが多いようです。 日本の夏と違って、各国の夏が25℃以下の涼しさを持っているからでしょう。
さあ、これから12・1月になると冬型の気圧配置が続いて、冷たい季節風が長続きするようになっていきます。 暖かい陽射しがあるうちに、冬支度を始めましょう。
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