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2006/11/28(火)
シリンダーライナー
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SR20のシリンダーライナーの画像です。 アルミエンジンであるSR20は、シリンダーライナーが打ち込まれ、その中をピストンが動いています。 ボーリングするには、シリンダーライナーをボーリングするわけですが、この部品は決して厚くはないので、かなり制限されます。 純正ピストンでは0.5ミリオーバーサイズまで用意されていますが、社外の鍛造ピストンは1ミリオーバーまであります。 じゃあ1ミリまでボーリングできるんだ!? と思いますが、ちょっと待てだと思うんですよ! 純正シリンダーライナーは決して厚みはないので、ボーリングするとかなり薄くなる! 薄くなると、強度が落ちるのはもちろん、薄くなる分、熱伝導も上がり、ラジエーターなどの熱対策もしっかりしないとマズいんじゃないかと思うんですよ! たぶん1ミリボーリングするとなると、絶対にダミーヘッドボーリングはしなければ、危ないのではないかと自分では思います。 ダミーヘッドボーリングしないで、普通のボーリングだと、曲がってボーリングされる可能性があるので、ライナーの厚みが均一にならなくなり、熱にかなり弱い部分と、強度がすごく落ちる部分が出てくるんじゃないかと思うんです。 まあ、でも一番いいのは社外の強化ライナーが一番かと思いますねえ。 きちんとした所のショップだと、ボアアップする場合は、必ずライナーは交換するようです。 この考え方は、あんまり神経質かも知れないし、間違った考え方かもしれませけど、SR20はこのくらい繊細なエンジンだと自分では思ってます。
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