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2007/04/27(金)
徳山ダムは自然がいっぱいやけど、それも昔に比べたらなぁ
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昨日は、もの凄く空が青く、澄んだ青空やったから、10時半頃に事務所を出て、揖斐川の堤防をひたすらに上っていって、そのまま山を登っていき、藤橋の道の駅で、から揚げ定食を食べて力をつけると、往復の徳山ダムまでの道120kmを走りまくったよ。 だから、事務所に帰ってきたのは、なんと6時。 昨日、久しぶりに行った、徳山ダムは、この冬の間に溜まった水が、ダムの半分ぐらいのところまで来ておって、その事は、オグオグにとって、本当に、驚きと悲しみを両立させるような出来事やったんや。 ダムに着くと、進入禁止の策を乗越えていって、ダムの水面まで降りていくことにする。 すると、そこは、もの凄い傾斜のきついアスファルトの坂道やって、これが結構疲れてさ。いやぁ、坂が急やからさ、走りたくないのに走りだしてまって、転びそうになってまったりとか、結構、体力的にもきつかったのさ。ある程度、水面近くまで降りていくと、慎重にカーブを超えていって、ダム湖の水面まで降りて行くと、水面には、もの凄い数の木屑のゴミが浮いておって、そのまま、水中へと向かって沈む、オグオグが降りてきた、道と、そのサイドのガードレールが、なにやら、このダムの悲惨さを見せ付けているようやった。 もう、この道の先には、沈んでしまった徳山村があるんやろうか?水中に沈んでいる村かぁ。水中で生きぬく徳山村。そんな事も思わせるような光景やったなぁ。本当は、もう村なんて、開拓されてまってあらへんのにな。けれど、この光景は、この青空の下で見ていても、なんやら、悲しみだけを生み出す不思議な光景やったんやて。 オグオグは、この、もう見れない景色を、何枚かカメラに収めると、傾斜のきついアスファルトの坂道を登っていく。水面から、車道までは、ほんまに、ちょっとした小山を登るぐらいの高さがあって、これは、正直しんどかった。口が閉じられないほどの呼吸の荒さ。道の途中で、記念に、自分撮りした顔が、本当に苦しそうやったわ。 そのあと、資料館まで、ワンダフルで進んでいく。 資料館の望遠鏡から見える、学校のあった部落の辺りも、すっぽりと水の底に沈んでおった。オグオグは、なんやらやりきれない悔しさで「クソッ!」と、その場で地団駄を踏んだ。しょうがない。だって、あの辺りには、本当に透き通った川と、本当に綺麗な緑が広がっていたっていうのに。もう、見れないなんて、信じられへん。あの自然を思い出すだけで、今にも涙が流れそうや。ほんまやぞ!徳山村にある、ただ一つの、標識の辺りから見る山々は、本当に素晴らしく壮大やった。大自然やった!あんな山の上にある大自然!もう、ほんまに、見れないんやで。太陽に照らされた、緑の草木輝く野原。はぁぁ、もう見れへんのやなぁ〜。 ほんまに、なにもかもが水の中、なんじゃそらっ!くだらねぇ。とろくせぇ。村役場の利益の為に、まぁ、実際のところは、よくは知らないが、人間様の欲という、この醜い物の為に。物凄く綺麗な自然が消滅していく。もう、2度と見る事はない!見れないんやで。目には、もう映らへんのやで。これを、ほんまに、悲しいと言わずに、何を悲しむと言うのやろう。 オグオグは、ほんまに悔しい! 小学生以来に、徳山村へ来たのが4年前。ここが、まだまだ工事中で、まだまだ鉄柵で閉ざされていて、それでも入ってしまったオグオグを待っていたものは、目の前に広がる、神秘なる大自然そのものやった!小学校のときに見た自然、4年前に見た自然、それは、なんら変わりのない山々やった。そんな壮大に広がる大自然残る徳山村を知っていると、いくら変わり映えしないといっても、今の自然は、少々嘘臭い人工物のように思えるよ。ここも、本当に開拓とかっていうもんが行われてしまったんやな。コンクリートで固められている地面なんて、とてもやないけど見たくもねぇし!考えたくもねぇ!だから、何度も何度も山に向かって吼える。オグオグは、誰が、なにを聞いていようとお構いなしや!やって、叫ばずに我慢していたら、涙が零れそうなんやから・・・ オグオグは、こんな悲しい事はもうやっちゃならん!って強く思う。今回で最後にせなな。自然は壊すものじゃなくて作っていくもの。時代が、そう語りかけているよ。 資料館の受付の女の子二人と、ちょっとだけ仲良く話をして、オグオグのHP「オグオグランド」に「この3年間の間に、撮ってきた写真が載っているから見たらいいよ。」ってちょっとだけ宣伝してみる。オグオグは、宣伝したいほどに、貴重な写真があるって思っているから。 帰り道は、もう疲れて、バテバテやった。急に力が抜けてしまったようやった。もう、窓を閉めるだけで、ぬくとさから睡魔が「イッヒッヒッヒっヒッヒッ!」すぐさまやって来ていたよ。だから、ワンダフルの窓は、トンネルの中でも全開やったワ。(グホッ、グホッ、グホッ、ゴホッゴホゴホ・・・) もう疲れた。色々とねぇ。
(写真は、学校のあった部落の辺りのダムの水)
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