〜花抜坂中納言日記〜
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2007年3月
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最新の絵日記ダイジェスト
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2007/05/04 とりとめもなし。
2007/05/03 大型連休。
2007/04/30 3タテ。
2007/04/29 紀尾井ホール。

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2007/03/09(金) 稽古場。
 日舞の稽古は週ニ。
 篠笛が週一。
 小唄も週一。

 このまえ
 書道教室の前で
 考えてたら
 妹に袖を引っ張られた。
 確かにこれ以上
 稽古を増やすのはキケン。
 それすら自分ぢゃ
 気がつかない。

 今日もたっぷり
 たっぷり踊った。
 カラダ痛い。
 一番若いが
 一番年寄り臭い。

 最近は稽古場で
 リラックスし過ぎで
 眠たくなる。
 暖かいし
 邦楽は心地よいし。

 お稽古場の中でも
 日本舞踊の空間が
 一番華やいでて、スキ。

2007/03/08(木) 噺へのアプローチ。
 今『おせつ徳三郎』を
 イヤと云うほど聴いている。
 普通の人だと飽きるだろうが
 いろいろと考えながら 聴いているので
 そうカンタンには飽きない。
 もっとも演る前に飽きてたら
 噺なんざ到底出来ない。

 ハナのうちは
 いい噺だなぁ、とか
 面白いなぁ、とか
 フラットな気分で聴いているのだが
 何十回と聴いているうち
 アタマん中に

 ????

 と、浮かぶ箇所が出てくる。
 例えば、登場人物が
 矛盾したことを言ってたり
 偽善者ぢゃないか?って思ったり

 そこを見つけると
 俄然その噺がしたくなるし
 演りやすくなる。
 そこからバラバラにしてやろうと。

 ありがたいことに
 『おせつ徳三郎』には沢山あった。
 特に、通しでやるなら尚のこと。

 こうして演出するのは
 時として自己満足
 と言われれかも知れない。
 でも、それをしなかったら
 三遊亭司が落語をする意味が
 なくなってしまう
 そんな気がします。

2007/03/07(水) えにし。
 職業も年齢も違う
 大阪の人間と
 平塚の人間と
 大田の人間が
 羽田の小さな居酒屋で4人で飲んでる
 これが、縁だね。

 こう云う繋がりって
 創ろうと思ってできないし…。

 他愛もない話で羽田から蒲田へ
 酔って熱くなって話してるコトって
 たいていどーでもいいコト
 どーでもいいコトだから愉しい。

 そーして飲んでるところへ
 またその店で出会った夜の友が…

 これからも
 ひとり
 ひとり
 出会いを大切にしたい。

 一夜一会。

2007/03/05(月) 春の嵐。
 春の嵐。
 夜になると雨も含み
 本格的な嵐となった。

 こんな日は
 落語を聴くに限る。

 否−。

 どんな日にだって
 それぞれ似合う噺がある。

 今日の一席は
 談春師の
 『九州吹き戻し』
 をチョイスした。

 馴染みの薄い噺かも知れない。
 江戸から九州に落ちたオトコが
 望郷の念止み難く
 荷船に乗って、江戸を目指す。
 そこに突然の嵐、が。

 そんな噺。
 家元の薬籠中だ。
 もっとも
 談志師匠の噺は
 薬籠中が多い。
 今日は、談春師匠で。

 なんたって
 「春の嵐」
 だから…。

2007/03/02(金) 同級生。
 さして、頑張ってなどいないけど、親友から
 「へぇー、お前も頑張ってんだね」
 やなんか言われるのは、素直に嬉しい。

 聴衆と司が納得しなきゃ、誰に認められてもなんの意味もない…なんて思ってきたけど、自分を支えてきてくれた人たちは別。
 彼らには、なんとかしてこの姿を見て欲しい。

 たっまたま、他の友人がブログでボクに触れているのを見たが、医学部の学生さんが、こんなヤクザ野郎に憧れてるなんて言っちゃいけません。

 みんな違った人生で、みんないい、うん、みんないい。

 スクランブル交差点で、只擦れ違うだけの人生だったかも知れないところを、物凄い確率で出会うことが出来た事に感謝。

 あんた方が
 「この三遊亭司って同級生なんだ」
 と、ちょっとだけ自慢出来るような芸人ぐらいには、なるつもりでいます。

 みんなが死なないうちに、さ。


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