〜花抜坂中納言日記〜
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2007年1月
前の月 次の月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
最新の絵日記ダイジェスト
2007/08/01 モノを知らない。
2007/05/04 とりとめもなし。
2007/05/03 大型連休。
2007/04/30 3タテ。
2007/04/29 紀尾井ホール。

直接移動: 20078 5 4 3 2 1 月  200610 7 6 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 11 10 9 8 7 月 

2007/01/31(水) 光陰…。
 は、早い。
 もうひと月終わる。
 で、二月は短いワケでしょ?
 一月からこんなことを言うのもなんだが、うかうかするとあっと言う間に一年なんて過ぎてゆく。

 うかうかしなきゃいいじゃん。

 まぁ、そうい言うことだ。
 もっとも、うかうかしている暇もないし、そんな余裕もない。

 あと11ヶ月で出来ること、しなきゃいけないこと、出来ないこと…見誤らないようにしなくては。

 ん〜今年もバタバタな予感。

2007/01/30(火) 浅草デヱト。
 浅草デヱト。
 友人のカノジョと。

 手ぬぐいの意匠を頼んだので、参考のために『染めの安坊』と『ふじ屋』にご案内した。

 同じ手ぬぐい屋さんでも、随分と違うタッチ。
 ご存知の方も大勢いらっしゃるだろうが『ふじ屋』さんは、山東京伝の復刻やらなんやら、とにかく江戸手ぬぐい。
 それに比べると『安坊』さんは暖かいタッチが多い。

 多分に、参考になったことと言えば「なんでもあり」なところぐらいじゃないかな?
 伝統芸能または工芸って、上辺より、むしろ芯さえ曲がっていなければ「なんでもあり」なような気がします。

 それから演芸ホールやら、伝法院通りやら、イメージ的に「和」がありそうなところを巡って、『尾張屋』さんで一献やって散会。

 まぁ、口説いちゃいけないひとと歩くのは、嬉しさも中ぐらいなり…ですわね。

2007/01/29(月) ひさびさに。
 浅草へ行ったので『勇新』と云う専門店で買ってきた。
 何を?
 鯨を。

 さっそく夜、久々に鯨づくしの酒肴。

 鯨カツ。
 鯨ベーコン。
 おばけ。

 鯨が簡単に口に入らないようになって、久しい。
 ボクがコドモの頃には、まだ少し食卓にあがっていた気がする。
 そういやぁ、伯父が好きだった鯨の竜田揚げやなんかを、よく食べた。

 それが今じゃ、居酒屋で鯨ベーコンを頼んだりすると、大変なことになる。
 鯨カツなんかは、極々庶民的な肴だったと、飲み屋の問わず語りで聞いた。

 ムツカシイことはよくわからんが、日本人が食べていると、鯨は本当に絶滅してしまうのだろうか?

 日本のまわりの海には、鯨がたくさんいる。

 かつて、鯨を追って日本に辿りついたある大国は、やがて、日本に開国を迫った。

 あの大国が絡むと、勝手な話が多くなる…。

 あ、よそうそんな話。

 せっかく、美味しく頂いた鯨が、まずくなっちまう。

2007/01/28(日) 寝る前に。
 寝る前にすること。
 それは、読書。

 活字を追っているうちに、誘眠されてゆき、いつのまにやら意識が落ちる。

 極力、電気は消して寝たい。疲れるから。
 眼鏡は、蒲団に入るとき、曲がってしまってもいいものに掛けかえる。

 軽い読みモノが自然と多くなっている。
 ホントは、それなりに読めば軽いモノなんて、そんなにないんだけれど…。
 普段は小説が多いが、寝る前は断然、随筆がよいと思う。

 寺島修司
 三島由紀夫
 池波正太郎
 北原亞以子
 司馬遼太郎
 色川武大
 吉行淳之介
 椎名誠
 太田和彦
 重松清
 みうらじゅん
 中島らも

 ばらばらだ。
 本棚を見ると、節操がない読み手だと云うことが、よくみてとれる。

 あと蔵書と言えば、演芸関係が圧倒している。
 江戸風俗も仕事柄多い。

 そこから、気分で一冊とっては、パラパラやって眠りにつく。
 やっかいなのは、一冊とっても、一冊しまわないところ。

 今夜も、こうして本に囲まれて眠りにつく。

2007/01/26(金) 冷汗。
 着物の風呂敷をひらいてみると…

 ない。
 ないないない。

 肌着一式ないの。
 足袋から何から。

 一応、あるわきゃないのにカバンの中から、キモノの下、探してみるが当然ない。

 そのあと、することと言えば…


 …苦笑い。


 素肌にキモノ、すぅすぅします。
 ちょい気持ち悪い。

2007/01/23(火) 蒲田系実演集会。
 蒲田系實演集會。

 押忍ッ!当日であります、押忍ッ!


 『黄金の大黒』
 『助演・春風亭朝也』
 『天狗裁き』
  中入り
 『ねずみ穴』


 あえて、夢二席。
 と云うか、『天狗裁き』から『ねずみ穴』まで大きな流れをつくってみました。
 三席出来るひとり会では、このやり方も「あり」なんじゃないかな。

 おかげで『ねずみ穴』にすんなり入れて、結果お客さんをひと息に噺の世界に誘えたのではないかと…。
 今までの口演で、あんまりないパターンではありましたが演りがいのある噺でした。
 みなんに、喜んで頂けたなら幸いです。

 で、『ねずみ穴』を如何処理したかと言いますと…。

 『兄弟愛』に軸を置きました。
 いや、ホントはそこじゃないかもしれないし、それだけじゃないんですけどね…決めないと説得力に欠けるのと、何より自分が演りにくいので。
 再演の時は、また違うかもしれやせんがね。(こう云う噺はしない方がいい、と云うのが風車評)

 みなさま、ありがとうございました。


 次回は3月24日。
 『おせつ徳三郎戀の仮名文』
 『花見小僧』から『刀屋』まで、通します。

2007/01/19(金) 八重一重。
 城南に咲いた徒花、三遊亭司です。

 今日から、小唄のお稽古が『八重ひと重』に入りました。


 八重ひと重
 山も朧に薄化粧
 娘盛はよい桜花
 嵐に散らで主さんに
 逢ふてなまなか後悔やむ
 恥しいではないかいな


 落語『包丁』を見据えてです…ま、唄いいい小唄に替えてもいいんですが、一応三遊亭の師匠(六代目圓生)へのオマージュで、唄の稽古だけでも、と。

 みなさん避けるだけに、やっぱしムツカシイ。

2007/01/18(木) 1.23蒲田系実演集会。
 當ル睦月廿三日。

 来週、愈々今年最初の単独落語会。
 いま、演る噺の原稿を読みながら、和算したり引算したり、細かい作業をばしています。(そして、これは息抜き)

 ん…やっぱ『鼠穴』の兄貴がわからない。

 わからないまんま演ると、お客さんは更ににわからんでしょうから、決めますよ、火曜までに思った型式に。

 でも、ニュートラルな感じにして、各々に解釈を委ねる、と云う方法があればそうするかも知れないし…それって可能なのか、愉しいのか…それも含めて検討してます。

 『鼠穴』

 よかったら聴きに来て下さいまし。
 

2007/01/17(水) ナイルとデリーとビンダルウ。
 元気になるにはカレーが1番、なんて云う典型的なオコチャマ気質である。
 実にヤな藝人だ。

 この間も、二日酔いながら、人形町から東銀座まで、ずっとナイルでムルギーランチを食べるか否か、煩悶として歩いていた。
 すっかり、定休日だったことを忘れて…。

 降りたシャッターの前でしばし呆然とした。

 帰ろうかと、有楽町に向かって歩きながら柳句が浮かぶ。


 銀座にはデリーもあったありがたさ


 なんだかよくわからないが、デリーだよ、デリーと心の中で快哉の声をあげてみた。
 よく行くのは湯島店なのだが、ここのカシミールカレーが、好きなのだ。
 おまけに付け合わせとして出るオニオンが、またバカウマ。

 ビンダルウペーストがあれば、その付け合わせとして出るオニオンが再現できると知り、早速広尾の明治屋にクルマをやった。

 で、ありましたよ、朝岡のビンダルウペースト。
 すごいね明治屋は。

 で、買いましたよ、朝岡のビンダルウペースト。

 一緒にレトルトのカシミールも買ってきて、東雪谷デリーをやりました。
 やりましたったって、ひとりでね。

 うん、オニオンはまさにデリーのだ。
 今までは塩とカイエンペッパーでもどきを作ってたから嬉しくなった。

 ん〜カシミールはどうやって作るのやら…スープカレーに近いのかな?

 湯島店はカウンターだから厨房丸見えなのに、全く記憶にないや…。

2007/01/14(日) 稽古三昧。
 まだまだ気になるものばがり。

 『日本舞踊』でしょ。
 『小唄』でしょ。
 『歌舞伎』でしょ。

 仕事量を噺以外のお稽古事が圧倒しているのが、問題と言っちゃあ問題。
 おかげで稽古熱心だと思われてる。

 ま、どちらにしろ三味の音につつまれる生活は、悪くない。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.