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2006/01/15(日)
熟成。
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聖地にて、シークレットライヴ。 リクエストにより『妾馬』別題『八五郎出世』 お酒と落語でいい雰囲気。 相変わらず、よくウケる噺。 問題があったのは、アタクシの細やかな心の方。
「あれ?」
長い噺のなかで、こんな瞬間が何度も訪れた。 台詞が出ないとか、笑いがこないとかじゃない。 謂わば、噺の登場人物が生きていないのだ。 やってる本人にも、八五郎にも、殿様にも、三太夫にも新鮮さがまるでない。 ケッコウ、これは恐ろしいこと。
即、当分この噺を「寝かせる」ことにした。 このまま、うけるから、納得させやすいから、というだけでダラダラ演るには惜しい噺。 だから、じっくり熟成貯蔵させてみる。
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