〜花抜坂中納言日記〜
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最新の絵日記ダイジェスト
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2007/05/04 とりとめもなし。
2007/05/03 大型連休。
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2007/04/29 紀尾井ホール。

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2006/01/18(水) 夢。
 坂田藤十郎襲名披露@歌舞伎座。

 先ず目に付く祇園会の山矛をあしらった幕は、サントリーさんから。
 折角なので、ふだんあまり買わない『筋書き』(=プログラム)を購入。
 インタヴュー記事で「夢」という言葉を何度か口にしていられたのが印象的。
 夢を持って、そして夢を与え続けていられないと、表現者という商売は意味があんまりないと、あくまで私論であるがそう思う。

 『藤十郎の恋』
 『口上』
 『伽羅先代萩』

 以上、観劇。

 扇雀から雁治郎そして坂田藤十郎を襲名なすった、そのエネルギーはまさに「夢」を追い求める人間そのものであるのだと、舞台を拝見してつくづく実感。
 

2006/01/15(日) 熟成。
 聖地にて、シークレットライヴ。
 リクエストにより『妾馬』別題『八五郎出世』
 お酒と落語でいい雰囲気。
 相変わらず、よくウケる噺。
 問題があったのは、アタクシの細やかな心の方。

 「あれ?」

 長い噺のなかで、こんな瞬間が何度も訪れた。
 台詞が出ないとか、笑いがこないとかじゃない。
 謂わば、噺の登場人物が生きていないのだ。
 やってる本人にも、八五郎にも、殿様にも、三太夫にも新鮮さがまるでない。
 ケッコウ、これは恐ろしいこと。

 即、当分この噺を「寝かせる」ことにした。
 このまま、うけるから、納得させやすいから、というだけでダラダラ演るには惜しい噺。
 だから、じっくり熟成貯蔵させてみる。
 

2006/01/12(木) 国立劇場。
 正月の雑多な所用がひと段落。
 ということで、初芝居。
 
 タダ券の知り合いの横が空いていたので、2500円払って座った席からランクアップ。

 一番いいところで、タダ券女は眠っている、花道のすぐ横で。
 得てしてそんなもん。
 御役者さまに失礼だ、ぷんぷん。

2006/01/11(水) 末廣亭。
 今年、寄席初登場!
 新宿末廣亭。
 若旦那大活躍『六尺棒』熱演。
 長く演りすぎたと、若干反省しているところへ前座が来て、
 「長くやってもらってスイマセン」
 と、きやがった。
 ハイハイ分かりましたよ、これでみんなでなんか飲んで…代演の寄席で思わずの出費。

 今年も永遠の若旦那は、健在であります。

2006/01/05(木) ピザ定食。
 連日、タベモノのお話。

 宅配ピザを取る。
 どこもいいせいか、はたまた、変わらないせいか、4軒ほどのピザ屋の中から選ぶのが、まず重要懸案。
 それから、オーダー。
 亡くなった、師匠は、全くのプレーンピザに自分の好きなものだけでオーダー。
 この注文方法、マコトに不経済。高い。
 後にも、先にも、そんなオーダーをする大人には会ったことがない、流石は師匠だ。

 ピザ…昔ほど、美味しく感じない。
 身体に重たい。
 嗚呼、そいう歳になってきたのだろうか…。

 眼の前で、白いゴハンとピザを喰う父親を見て、吃驚した。
 部活に、塾通いのチュウボウか、アンタ。

2006/01/04(水) 寿司。
 寿司屋に入って、ネタの少なさに後悔した。
 あー、魚河岸明日からだ。
 ということは…なんだ、なんだ、冷凍モンかよ…溜息。
 そりゃあ、冷凍技術だって発達していますから、不味くはありませんよ、不味くは。
 でも、気分が萎える。
 
 「あ、鯵ないんですよ」
 「ええ、いくらないんですよ」
 「ごめんなさい、いまきらせてます」

 アナタの、所為じゃないことは、ボクはよーっく、分かっているつもりなんですがね…。
 大人気なくって、ゴメンナサイ。

2006/01/03(火) 墓参。
 三日続けての、黒紋付。
 逃げてきた花婿のように、見えなくもない。

 前・師匠の命日のため墓参。
 今の師匠は健在だ。あ、今年還暦。

 ボクが落語を演るために。
 どれだけ多くの人に、援けて頂いたことだろう。
 そして、師匠・桂三木助には、二度噺家になるチャンスを頂いた。

 そんな、思いを、泉下の師匠に伝えるべく手を合わす。
 

2006/01/02(月) お年玉。
 蒲田系の新年会。
 暮からの流れで、かなり肝臓が重い。

 居酒屋から、ボクの苦手なフィリピンパブへ。
 正月なのにスゴイ入り。
 
 帰りにお客さんからお年玉を頂戴。
 タクシーに乗ろうとしたとき、強引にポケット入れてきた。
 この渡し方、好き。
 
 こんな歳になってもお年玉をもらえるなんて。
 つくづく、のんきなショーバイだ。

2006/01/01(日) 初春。
 御慶。

 例年のように、麹町の大師匠宅へ一門勢揃い。
 早い元日。
 寒い元日。
 365日の内の、たった一日なのに、やはり元旦は清清しい。

 ともあれ…
 皆文字様におかれましては
 今年も変わらぬご贔屓
 お願い申し上げる次第にございます

 三遊亭 司


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