〜花抜坂中納言日記〜
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2005年9月
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2005/09/30(金) 岡田彰布。
 プラチナチケットになる可能性を秘めていたチケットを手に、神宮球場へ。
 結局消化試合の阪神×ヤクルト戦。
 観戦する側に緊張感や期待感が皆無で、ダラ〜ンとした雰囲気の、満員のレフトスタンド。
 一番盛り上がったのが、岡田カントクがグランドに出て来た時じゃないのかな?とにかく、気のない試合。

 それでもやっぱし、背番号80の岡田の背中を見て、感慨深いものがあった。
 それは、背番号16をつけた岡田の最後の姿を見たのが神宮だったからだ。
 オリックスに移籍する岡田の阪神最後の試合、私設応援団・東京岡田会の横断幕に「夢と勇気をありがとう ぼくらの胸に永遠に」とあった。
 その阪神低迷期を支えた岡田がまた「夢と勇気」をボクらに与えてくれたのだ。
 弱い時も、バカにされながらも、やっぱり阪神を好きで良かった。これから50年も60年も優勝できなくても、それでも応援し続けると思う。
 夢と勇気を与えてくれる限り…。

 今日のスタンドは選手を応援すると云うよりかは、選手に感謝するような、そんな暖かさすらあった。


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