〜花抜坂中納言日記〜
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最新の絵日記ダイジェスト
2007/08/01 モノを知らない。
2007/05/04 とりとめもなし。
2007/05/03 大型連休。
2007/04/30 3タテ。
2007/04/29 紀尾井ホール。

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2005/07/21(木) 髪型について。
 正調七三気味横分ツカサヘアー、これがボクの髪型の名称である…と、言ってみたものの、ただの今考えた思いつきであって、今までもそしてこれからも、そんな風に呼ばれることはないと思うわけである。ほら、すでに「こんな風に」で済ませてしまっている。
 そんな訳で、その正調昭和歌謡風ヨコワケヘアー…じゃねぇや、まぁそんな感じの髪型のメンテナンス(なんて書くとかぶってるみたいね)のタメに田端の床屋へ。
 そう、ご指摘の通り書き出しは「床屋へ行った」だけでもよかったのだ。ただ「床屋へ行った」から始めるとその後が続かない。
 「以上報告終ワリ!」となってしまう。

 とにかく、行きつけ床屋のイスは大変に落ち着くし、他人にアタマを触られるのが極端にイヤなボクは、馴れた床屋じゃないと気分がワルい。
 こう言うだけあってこの6年でここの床屋以外で髪をカットしたのは二度しかない。一度は旅先でキモノにかかる襟足にガマン出来なくなり街の床屋に飛び込んだのと(高座前なのでセットは自分でした)、去年だったか、つきあっていたコが美容院に行けと言うんで行ってみたら、いやにスタイリッシュなアンちゃんに「どう?キモノでも似合うでしょ無造作ヘアー」にされてしまった時の二度だ。
 この二度目にはまいった、ボクの落語家としてのスタイルと大幅にズレがあり過ぎた。いうまでもなく、すぐに田端の床屋でやり直してもらった。
 ボクの髪は癖があるので両脇はアイロン(って呼んでるけど正式にはなんだろう?)をあてて寝かせてあるのだ。

 今日はみなさんに、床屋でのボクの髪型が出来るまでを読んでいただいたので、次回は「普段の髪のお手入れ」についてお話したいと思う…というのはウソ、この話はこれでおしまい、ジャンジャン。

2005/07/20(水) あの夏、輝いていた夏。
 ボクにとって、夏はものすごく特別なことだ。
 残念ながら今回は、恋愛の話でも、アバンチュールな話でもない。
 落語家の落語家としてのオハナシ。
 何年か前の夏、ボクの噺家生活が始まった。それから何年かたった夏、平坦ではない道を敢えて選んでいるような噺家生活は、少しの空白を含めて続いている。

 あの夏、希望が不安を退けて田端の駅前の坂を毎日毎日歩いていた、時に笑顔で、時に俯いて、時に走って。
 それは、それから何回も過ごす、そして今まで何回も過ごした夏の中で、いまでも確かに輝いている。
 ただ、あれから幾度か夏を過ごしたボクは、その輝きこそが美しいなどと、カンタンに言い切ってしまえる人間ではなくなっていた。
 むしろ、あの輝きが自分でも懐かしく思うほど、あの夏からは遠ざかってしまった。

 あの夏に似た晴れた空を見上げ、ボクは眩しげに目を逸らす。でも、そうしたのはただ眩しかったからだけではない。

2005/07/19(火) 夢。
 夢をいくつかみて目覚めると、枕からシャツの襟元まで汗でグッショリ、もうウンザリ。
 ここのところ、同じような夢を見て、同じようなところで決まって目が覚めるのだが、きまってはっきりとした内容は覚えていない。いや、起きた時は確かに覚えているはずなのだが、いつの間にやら失念しているのだ。
 ただひとつ明確なことは、毎回同じひとが出てきて、ボクと同じようなやりとりをするのだ。
 そんなやりとりを、彼女と実際したのか、単に夢の中だけのことなのだか、それが不確かなのだ。それは今となっては確認するすべもない。

 ただ、そのひとの夢をみて寝覚めを悪くしていることだけが不変の現実にちがいないのだが。

2005/07/18(月) 梅雨明け。
 関東地方梅雨明け。
 午前中の池袋演芸場の前で聞いたたそのニュースは、早起きでテンションの低いボクを、少しだけ上機嫌にさせてくれた。
 そして、担当番頭だった二ツ目の落語会『福袋』の入り(動員)が120名様!と云うことで、ひと安心し(これは、ほぼ出演者のアニさん方のお力なのだが)、さらに午前中のビールと紹興酒が、殊更上機嫌に拍車をかけてくれた。
 日曜のファミレスはボクらのテリトリーではないが、昼間の酒は藝人の特権といっていい。
 それにしても、昼間から総勢12人の酒宴と云うのは壮観である。だいたい、なんの集会だかわからない。

 それから銀座のビアガーデン、有楽町ガード下の焼鳥屋と、東京酒場巡礼は続くのでした。

 梅雨明けの日にビアガーデンなんて、サイコーね。

2005/07/17(日) 咳が苦しかったから…。
 あいかわらず、60秒に2回の、律義な小さい咳と、5分に1回の激しい咳に苛まれながら、やんごとなき理由でファミレスに行かなくてはならなくなった。 早い話、呼び出されてファミレスに行ったのよ。

 が、結論から言うとだね、孤独な人間は、日曜のファミレスになんぞいっちゃあいかんのです。
 なにせ「ファミリー」レストランなんだから、あそこは。流れている空気が違うんだよ。オレら、どーせカワラモンだからさ…。
 なんだかんだ言って、あの日曜のファミレス恒例、友人の家族とふた組計7人人ぐらいで遊園地に行った帰りに「もうこんな時間だからゴハンでも食べていこ?ジョナサンでいいよね?ほら!タク(息子のなまえ)だらしないよ!けんちゃん(もうひと組の夫婦の息子の名)よりお兄さんなんだから…おもちゃ元のところに戻してきなさい」的な、ミョーな生温い家庭的な暖かさに堪えられないのです。
 ボクらに許されるのは、日付が替わるころの無秩序ドリンクバーの深夜から早朝の時間帯だけですから。
 それを見ていると、そんな忘れかけてた家族の姿が、なんだか滲んで見えてきます。
 お母さんに怒られて、クルマのおもちゃを陳列棚に戻しにきたタクちゃんがボクの前で不思議そうに立ち止まります。
 「おじちゃん、泣いてるの?」
 「泣いてるんじゃないんだよ、咳が苦しくて涙が出ちゃっただけなんだ。」

 なんてことになりかねないから、日曜のファミレスには近付かない。
 と、心に固く誓った7月17日でした。

2005/07/16(土) 咳。
 この季節でも夏風邪というのだろうか?
 咳が止まらず苦しいので、せっかくの土曜日の大半を、家のソファーの上で過ごした。
 酒もシガーもいずれもやりたい気分にはなれず、まして咳が止まらず苦しいのをおして逢いたい女もいない。こんな時、本はいい。ボクはただひたすら活字を目で追って、その上下二巻の文庫本の世界に入りこんでいた。
 それにしても、苦しい。
 早暁まで、小さな咳は止まることはなかった。
 窓の外が青くなってきたなぁと、この咳に倦んできたころ、急に咳声を聞きながら眠りについた。

2005/07/15(金) 黄昏。
 買物帰りの夕暮時分、ライムが入ったコロナビールを飲みながら、多摩川の河原を歩いていたら、多少なりとも幸福に似た穏やかな気分になった。
 なにがそうさせるのかわからないが、コドモの頃(今をオトナと呼ぶならね)毎日見ていた多摩川のせいか、いつか誰かと見たのに似た夕日のせいかも知れない。わからない。
 子供を連れた若い夫婦、男3人女3人の中学生、カップル、トランペットを練習している青年…行交う人みな、穏やかな幸福につつまれたような表情の黄昏時。

2005/07/14(木) 酒と友。
 生ビールな夜。
 久々に逢う友人と、はじまりから終わりまで生ビール。
 旨い生ビールを出す店がある…と、言っては次の店へ。生ビールを酒のアテに、また生ビール。

 半年ぶりに会う友人は、あいかわらず驚かせてくれるヤツだった。
 まぁ、ボクの人生ではないのだから、良い意味で勝手に生きて欲しい。
 イイもワルイも、それは他人が決めることではなく、自分が決めることなんだから。
 ただ、ボクは少しだけ分別がつく年頃になって(但、女性に対しては未だにからきし分別がつかない)、少しだけ守るべきものが出来ただけ(そして、守るべき女性もナシ)。

 来月、その友人のライブに久しぶりに行こうと思う。
 ヤツがどんな音を出す人間になったのか、今から愉しみでしょうがない。

2005/07/13(水) 跳べ!打て!カオル姫〜!
 どうせCXが言い出したんでしょ?カオル姫って。お姫さまにしちゃあ、あのコ気ぃ強いよ、絶対。(アスリートのコはみーんな気が強いだろうけど)

 女子バレーワールドグランプリ見ましたか?いやぁ、イタリア強ぇや、スパイクの強さ、高さ…日本のセンターが機能しなかったもんな。

 そんな中、カオル姫こと菅山かおる(JTマーヴェラス所属デス、最初のチームが廃部したり苦労してんだこのコが)は第2セットからの出場。まぁそれとは別に、日本の見せ場は第2セットだけだった、らしさがなかったし(格差がありすぎたのかな)…あしたに期待。あ、明日は見られないんだ…。みなさんはテレビで応援して下さい。

 ちなみに、カオル姫の好きな芸能人は哀川翔でスポーツ選手は清原和博だってさ。

 女子バレーな一日。
 あしたも日本バレーとカオル姫を応援しましょう。

2005/07/12(火) DYNAMITE IN
 明日13日リリースの『東京事変』のライブツアーのDVDを、レコード屋で働く知り合いがわざわざ届けてくれた…と、言うより「持って来て」というような内容のコトバを、もう少し強い口調で言ったらブツクサ言いながら持って来た。
 もっとも、こう云うのってだいたい前日には店に出ているらしい。

 ボーナストラック含め5曲、それでもってまた来月、これと同じライブツアーのDVDがもう一枚リリースされる。いわば今回のは予告ね。上手いショーバイするよ、ホント。

 でも、カッコヨカッタです、特に鍵盤担当の『H是都M』ことヒイズミさんのパフォーマンス、いいね。脱退するのが惜しいよ。このバンドで飛び跳ねて鍵盤叩いてる姿がもう少し見たかった。
 結局、バンドって言ってもヴォーカルの椎名林檎が強過ぎるからなぁ。

7月絵日記の続き


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