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2005/07/17(日)
咳が苦しかったから…。
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あいかわらず、60秒に2回の、律義な小さい咳と、5分に1回の激しい咳に苛まれながら、やんごとなき理由でファミレスに行かなくてはならなくなった。 早い話、呼び出されてファミレスに行ったのよ。
が、結論から言うとだね、孤独な人間は、日曜のファミレスになんぞいっちゃあいかんのです。 なにせ「ファミリー」レストランなんだから、あそこは。流れている空気が違うんだよ。オレら、どーせカワラモンだからさ…。 なんだかんだ言って、あの日曜のファミレス恒例、友人の家族とふた組計7人人ぐらいで遊園地に行った帰りに「もうこんな時間だからゴハンでも食べていこ?ジョナサンでいいよね?ほら!タク(息子のなまえ)だらしないよ!けんちゃん(もうひと組の夫婦の息子の名)よりお兄さんなんだから…おもちゃ元のところに戻してきなさい」的な、ミョーな生温い家庭的な暖かさに堪えられないのです。 ボクらに許されるのは、日付が替わるころの無秩序ドリンクバーの深夜から早朝の時間帯だけですから。 それを見ていると、そんな忘れかけてた家族の姿が、なんだか滲んで見えてきます。 お母さんに怒られて、クルマのおもちゃを陳列棚に戻しにきたタクちゃんがボクの前で不思議そうに立ち止まります。 「おじちゃん、泣いてるの?」 「泣いてるんじゃないんだよ、咳が苦しくて涙が出ちゃっただけなんだ。」
なんてことになりかねないから、日曜のファミレスには近付かない。 と、心に固く誓った7月17日でした。
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