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2005/07/10(日)
アクセル。
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ひとを送り届けたあと、ひとり夜の首都高速をクルージング。 いろんなものを吹っ切るようにアクセルを踏み込むのは何時だって爽快で、滑めるようにカーブにはいるのは何時だってスリリングでいい。 とにかく、思い通りにステアリングをきり、アクセルを踏み、ブレーキをかける…マニュアルでなくオートマチックなのが少し不満。 とにかく、車窓に景色とともにさまざまなものを流してゆく。
「高速道路でもドライブしておいで…」 かつて、想いを告げたひとはそう言うとボクの肩をポンっと叩いて、ひらりっとクルマから降りた…ボクのことを知ってやがんだ。そして、その日が東京で彼女と逢った最後の日となった。
いけない、まだそんなことがアタマに浮かんできてしまう。 苦笑いのボクはアクセルをゆっくりと踏み込み、ウインカーをだして追い越し車線に入ろうとした。自分の想いよりも速く遠くへ走るタメに…。
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