〜花抜坂中納言日記〜
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2007/08/01 モノを知らない。
2007/05/04 とりとめもなし。
2007/05/03 大型連休。
2007/04/30 3タテ。
2007/04/29 紀尾井ホール。

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2005/06/20(月) 問わず語り。
 「今、落語がキテる」と言われるようになってから、深夜早朝(寄席=それぞれ、新宿夜、上野朝に二ツ目四人出演)とも、客層、人数が目に見えて変わった。
 同世代の落語初体験のお客さんが極端に増えた。
 おまけに、メディアのおかげでキャバクラでの待遇も少ぅし良くなった…気がする。
 それはそれで、シャレとも言い切れない。幅広く、いわゆる『若い』人たちの間に落語と落語家が認知されるようになった。
 いままで「落語家?なにそれ?」であったり、良くても「あたしも好きで見てます…笑点」がせいぜい。(ちなみに、ボクのリサーチだと日曜なら『笑点』を、土曜ならCXの『もしもツアーズ』を見ながら出勤支度をするキャバ嬢が多い。)
 ところが最近は「ヘェースゴいですね」と驚かれたり、人だかりが出来るぐらいの騒ぎになったりすることもある。
 実際は何がスゴいのか不可解だし、なんにもスゴかぁない。いや、スゴい人もそりゃあ中にはいますがね。
 そのようなお客様が増えたので、早朝深夜の出演者は戸惑っている。
 慣れないネタを勉強する意味で演るのか、それとも初心者にもわかりやすく、アベレージのとれる噺をするべきか。
 ボクは元来いろいろと常連さんには受けがワルいので、完全に初めてのお客さんにむけて演じている感じ。

 落語ブームも、そろそろかなと思う今日この頃である。

2005/06/19(日) 三連発。
 85年のタイガース。バース、掛布、岡田のバックスクリーン三連発を思わせる、三日続けての落語口演。ただ単に、少ない仕事が偏っただけと云うのが実情。

 昨夜、打ち上げのあと、風車宅で一昨日の『タイガー&ドラゴン』(以下T&G…なんて書いたけど、この話はこれでオシマイ)のVTRを見たのがいけなかった、二日酔いの上に、睡眠時間一時間で鈴本の早朝寄席に。
 これはもう、前夜と同じ『天狗裁き』しかないなぁ、なんて考えてたら受付のところで女性のお客様が「昨日の東武練馬の会にも行きました」だって…ん?確かに昨日いらしていて風車となにやら話してたそうそう…このホームページの掲示板にカキコミ頂いたぱんださんでした。

 急遽ネタ変更、その上、マクラでお客様(しかも二人も)を言い訳に使ってしまいました…。

 終演後、二日酔いのくせに豚カツ、上野と言えば豚カツ。あ、そんなこと言いながらデリーでカレーを喰おうと思ったのに並んでたから豚カツにしたのを風車は知ってるんだ。
 ちなみに、豚カツ屋ではカツが揚がるまでえらく待たされて、あれならデリーに並んでカレーを食べて出てこられるぐらいの時間はあった。でも、久々の上ロース…旨かったなぁ。

 前座のころは、それこそホントに嫌になるほど、こういうものを打ち上げでご馳走になっていたものの、やっぱり手銭で食べなきゃ本当に美味しいとは思えない。

 落語を演って、お金をもらって、美味しいものを食べる。そんな当たり前の幸せに感謝。

2005/06/18(土) ツカサin東武練馬。
 夕方の東武東上線という、乗りなれない電車に揺られ東武練馬へ。
 風車の地元での落語会に一年振りの助演。

 疲れか、飲み過ぎか、慣れた噺なのにレロレロ。お客さまは笑って下さったがイマイチ。
 もひと方助演の古今亭菊朗アニさんにもってかれたね。

 こういう世話人の方が熱心な地域寄席は続いて欲しいと思うわけで、年三回やるそうですので『下練馬(かれんまって読んでね)寄席』と風車を末永くご贔屓賜りたいと思います。

 終演後はお約束の打ち上げ。
 ボクは会場入り早々打ち上げの話をしていた。
 というワケで世話人の方々に連れられ三軒…ごちそうさまでしたって電車ないよ〜。

2005/06/17(金) ツカサin原宿。
 『司 彦丸ふたり会』

 2月に続いての、彦丸とのふたり会。前回から4か月、この4か月が長いのか短いのか解らないが、振り返るといろんなことがありすぎた。
 120日だもんね、当たり前か…ニンゲンはこうして、気づかず気づかずオトナになるのね。
 笑ったり、泣いたり、怒ったり、いっぱいしたなぁ。

 閑話休題。

 谷中・全生庵にて、今日かける『江島屋騒動』をお創りになられた三遊亭圓朝師の墓参を済ませての楽屋入り。

 照明とお囃子の打ち合わせを何時もより綿密にして、楽屋に籠る。
 ヘッドホォンを耳にしているのを見た前座は、ボクが直前まで『江島屋』を聞いていると思い感心したそうだが、ボクは椎名林檎のバンド『東京事変』の曲を聞いて、どーしても落ちかかるテンションをあげていたのだよ。
 ここまできたら、もうネタに執着することはなく、演ることだけを考える。まして、前回は励ましてくれていたひとが側にいたが、そんな人間はとっくにいないので自分でテンションが落ちないようにしていた。
 前座の古今亭菊六、彦丸に続いての出番。

 彦丸が二席のうちの一席『野ざらし』をサゲ、前座が高座返しを終え戻って来ると、ボクの出囃子『お七くずし』という賑やかな曲から『日の入りの合方』というしんみりした三味線に変わりボクが登場する趣向。
 高座にあがり、噺の背景を語る導入部が終わるまでバックには『日の入りの合方』を流してもらった。
 噺自体は三味線を入れたり、道具を使わない『素噺』だったのだが、笑いの箇所がほとんどない40分は聞いてる方はどうだったのかと思う。

 演者として、作品の背景のスケールには憬れるものの、持ち味を出すことが出来る噺ではなかったのが悔しい。セレクトミスなのかな?
 次演るときには、司の演る『江島屋騒動』をちゃんとこさえます。
 え?「またヤル気か」って?
 そりゃあそう、また演りますよ。

 この会、次は10月です。

2005/06/16(木) 出来ました。
 早朝六時『江島屋騒動』完成。
 まぁ、ボクらの場合は高座にかけてみないコトにはなんとも言えないが、高座に掛けられる状態にはなった。

 と、いうことでランチは池尻のピッツァリアでナポリピザとサーモンのマリネで生ビール。
 傍らを通るR246は仕事車で滞っているというのに、この優雅さ。

 雨の午後はこんな風になんにもしないのがイチバンね。

2005/06/15(水) 受験勉強。
 ここ数日、なんだか受験勉強しているような心持ち。
 考えてみたら、40分ある噺と云うことは2席分の容量ということだもんなぁ、これ聞く方も大変そう。

2005/06/14(火) いまひとつ。
 あー!イライラ!
 煮詰まってる、稽古が詰めの段階で全然進まない。
 クルマを翔ばして、第三京浜と横浜新道を使ってラーメンを一杯食べて帰ってきた。
 気分転換になるかと思いきや、帰ってきたら寝むたくなってきた…これじゃ、コドモじゃん。

 今度は椎名林檎がヴォーカルの『東京事変』のDVDクリップ集を流してみたりした。ボクが林檎好きなのを知ってて友人がくれた、ファースト・ミュージッククリップ集。
 いいんだけど、いまいちのらない。

 ガァーっと、やるぞ!って感じにはなるんだけど、内容が進まない。
 噺と対して、こんなに睨み合いが続くことは久しぶりだ。満足する演出が、いまひとつ足りない、出来ない。

 今日はギブアップ、変えても変えても良くならない。
 明日が、勝負だな…。

2005/06/13(月) 水。
 アクアクィーン。
 アイスエイジ。
 グレーシャーキャップ。
 いずれも、好きなミネラルウォーターの名前。順に、オーストラリア、カナダ、アラスカの軟水。(ちなみにおととい蒲田のクラブで飲んだ水は、500mlあたり5000円計算!)

 いずれかが冷蔵庫にあるところだが、きょうは3本とも揃っていた。
 『江島屋』完成まで籠城の備え。酒も飲めないので、水が揃っていると、こう云うわけ。

 窓の外が明るくなる頃、やっと横なることができた。
 500mlの水が3本空いた。

2005/06/12(日) 夏じゃん…。
 西伊豆の大瀬崎へダイビングに。
 5時30分起きはツラいっス。その上、ヒドい二日酔い…「明日(12日)早いから、今日は清く帰るぞ」と自分で宣言して、このザマである。
 例によって最後は、蒲田の深海で人魚たちと戯れていた。

 東名の車内では、キモチ悪くて眠りにつくことさえ出来ずにいたが、海に着いたときにはなんとか治まっていた、『液キャベ』のお陰だね。

 浜に出て、器材のセッティング。それにしても、暑い。
 炎天下に出たり、重たいモノを持ったりするのは噺家のすることじゃあアリマセンよ…潜る前にとりあえず疲れた。

 ボクと一緒に潜ったのは、インストラクターさんと友人と大学生3人組みの6人。
 昼を食べずに2本潜りましたが、潜る前はグズグズだったけど、やっぱ海ン中はいいわ。
 海に来ると、またすぐに来たくなる。

 それでは、一緒のグループだった方々から戴いたコメントを、折角ですから紹介しましょ。
 日大生3人から。学生がまた金持ってんのよ…若いし、金はあるし…。
 3年生Tくん。
 「お疲れ様です。」
 簡潔かつ全てを言い表したコトバ。そりゃそうだよ、初対面で、一緒に潜った以外は話もしてないもんね、コメントはこんなもんだよね、お疲れさまでした。
 1年生Kくん。
 「これからもどんどん潜っていきましょう」
 だから、お金と元気があったらね…。
 1年生Yくん。
 「停観している姿がカッコ良かったです。」
 こりゃどうも、Yくんはボクが落語家だというコトに一番食いついてきたコね。
 それから、幼馴染みのKさん、ちなみに看護婦さん。(この人ともうひとり別のグループになったヤツが、ボクを海の世界に誘ってくれました。)
 「いつも私のことを気にしてくれてありがとう」
 いえいえ、浮いてくアナタに何もしてあげられないワタシでスイマセンね。また、行きましょう。

 梅雨に入ったとたんの、夏のような一日、いいオーバーホールになりました。
 明日っから、また噺家にスイッチです。

2005/06/11(土) ケセラセラ。
 神保町のスペイン料理店にて催された、とある方のバースデーパーティーにお呼ばれ。と言っても、先週も誕生日だと言って召集された。

 それにしても、酔った酔った。お終いは何時になく破茶滅茶で、ヒドいことになっていた。
 どうなったかなんて、知ぃーらないっ。ケセラセラ。

 朝起きたら、祝儀をもらったのだろうか、所持金が不自然に増えていた。

6月絵日記の続き


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