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2005/06/26(日)
忘却の彼方に住む人へ。
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ツラい想い出だったり、忘れ去りたいことであったにもかかわらず、それが忘却の彼方へ薄れゆくのを感じると、非常に愛しく思えてくる。 自分の胸を絞めつけた苦悩も、確かに自分の一部だったのだ。 そんな感情とゆっくりゆっくりさよならするために、あの人の声を思い出したり、仕草を想い浮かべたりしている。
あの人の、声も、笑顔も、仕草も、涙も、溜め息も、寝顔も、存在も…もうすぐ、ボクは忘れてしまうだろう。 愛しく想った日日すらも。
だからみんな忘れてしまう前にあの人に手紙を書こう。 「あなたは誰ですか?ボクは誰ですか?」
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