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2005/06/20(月)
問わず語り。
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「今、落語がキテる」と言われるようになってから、深夜早朝(寄席=それぞれ、新宿夜、上野朝に二ツ目四人出演)とも、客層、人数が目に見えて変わった。 同世代の落語初体験のお客さんが極端に増えた。 おまけに、メディアのおかげでキャバクラでの待遇も少ぅし良くなった…気がする。 それはそれで、シャレとも言い切れない。幅広く、いわゆる『若い』人たちの間に落語と落語家が認知されるようになった。 いままで「落語家?なにそれ?」であったり、良くても「あたしも好きで見てます…笑点」がせいぜい。(ちなみに、ボクのリサーチだと日曜なら『笑点』を、土曜ならCXの『もしもツアーズ』を見ながら出勤支度をするキャバ嬢が多い。) ところが最近は「ヘェースゴいですね」と驚かれたり、人だかりが出来るぐらいの騒ぎになったりすることもある。 実際は何がスゴいのか不可解だし、なんにもスゴかぁない。いや、スゴい人もそりゃあ中にはいますがね。 そのようなお客様が増えたので、早朝深夜の出演者は戸惑っている。 慣れないネタを勉強する意味で演るのか、それとも初心者にもわかりやすく、アベレージのとれる噺をするべきか。 ボクは元来いろいろと常連さんには受けがワルいので、完全に初めてのお客さんにむけて演じている感じ。
落語ブームも、そろそろかなと思う今日この頃である。
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