〜花抜坂中納言日記〜
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2005年6月
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2005/06/17(金) ツカサin原宿。
 『司 彦丸ふたり会』

 2月に続いての、彦丸とのふたり会。前回から4か月、この4か月が長いのか短いのか解らないが、振り返るといろんなことがありすぎた。
 120日だもんね、当たり前か…ニンゲンはこうして、気づかず気づかずオトナになるのね。
 笑ったり、泣いたり、怒ったり、いっぱいしたなぁ。

 閑話休題。

 谷中・全生庵にて、今日かける『江島屋騒動』をお創りになられた三遊亭圓朝師の墓参を済ませての楽屋入り。

 照明とお囃子の打ち合わせを何時もより綿密にして、楽屋に籠る。
 ヘッドホォンを耳にしているのを見た前座は、ボクが直前まで『江島屋』を聞いていると思い感心したそうだが、ボクは椎名林檎のバンド『東京事変』の曲を聞いて、どーしても落ちかかるテンションをあげていたのだよ。
 ここまできたら、もうネタに執着することはなく、演ることだけを考える。まして、前回は励ましてくれていたひとが側にいたが、そんな人間はとっくにいないので自分でテンションが落ちないようにしていた。
 前座の古今亭菊六、彦丸に続いての出番。

 彦丸が二席のうちの一席『野ざらし』をサゲ、前座が高座返しを終え戻って来ると、ボクの出囃子『お七くずし』という賑やかな曲から『日の入りの合方』というしんみりした三味線に変わりボクが登場する趣向。
 高座にあがり、噺の背景を語る導入部が終わるまでバックには『日の入りの合方』を流してもらった。
 噺自体は三味線を入れたり、道具を使わない『素噺』だったのだが、笑いの箇所がほとんどない40分は聞いてる方はどうだったのかと思う。

 演者として、作品の背景のスケールには憬れるものの、持ち味を出すことが出来る噺ではなかったのが悔しい。セレクトミスなのかな?
 次演るときには、司の演る『江島屋騒動』をちゃんとこさえます。
 え?「またヤル気か」って?
 そりゃあそう、また演りますよ。

 この会、次は10月です。


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