〜花抜坂中納言日記〜
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最新の絵日記ダイジェスト
2007/08/01 モノを知らない。
2007/05/04 とりとめもなし。
2007/05/03 大型連休。
2007/04/30 3タテ。
2007/04/29 紀尾井ホール。

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2005/05/11(水) 便箋。
 一日自由が丘で過ごす。特にこれといった目的はない、ただブラブラと。
 雑貨屋を見たり、食器を見たり、服を見たり、雑誌を買ったり、お茶をのんだり…。
 何をしていつも、ちょっとの隙間から様々な考え事が入り込んで来る。休まる暇がない、それはまぁいいことなのだが。

 いつも寄る、お香と紙の店で便箋とポチ袋を求める。

 初夏を想わせる、ステキな便箋をみつけた。

 手紙を綴りたい人の顔が何人か浮かぶ。みんな、どうしているだろうか?
 出す事もないと知りつつ、夜文机に向かい思いつくままペンを走らせる。
 この手紙を出すのはもっと、ずっと先のことになりそうだ。

2005/05/10(火) 噺は日日新た。
 6月に原宿で『怪談・江島屋騒動』を掛けるので、資料を引っ張っり出したり、音源を漁ったりしていた。
 その前に今月24日、蒲田の大田区民ホールアプリコで落語コレクションがありますよ〜。まだ最新情報には告知がないかな?お越しください、大喜利あります。

 閑話休題。

 その『江島屋』なのだが、去年演った『鰍澤』に次ぐ圓朝作品となる。
 そういった作品だからこそ、新しく演らなければと思う。これは、新しいコトバを入れるとかそんな話ではなく、噺は日日新たでなければならないと云った思いからだ。
 「2005年に三遊亭司が演る落語」でなければならないと思う。で、なければ先人のCDやテープを聞いていればよくなってしまう。

 なんて、言ってはみたものの手を付けるところが多過ぎて四苦八苦。
 まぁ、苦しみながら、楽しみながら、真剣に、遊びながら…いつものようにひとつ、ひとつ噺を創っていきますよ。

 でもやっぱり、煮詰まりそうだから海行こう…。

2005/05/09(月) 伊豆の海。ネオンの海。
 普段、軽く入眠障害があるボクが、昨夜は布団に入り目をつぶったとたんにすんなり眠っていた。
 今日も、空は晴れ渡り、海は碧い。
 2日目の大瀬崎は、午前に2本潜っておしまい。

 昼は定食屋で刺身定食と生ビール。
 プハァーっ!喉がカラッカラなうえ、まだ太陽が高い時分のビールは旨いっス。 こんなにビールが美味しく飲めるんだったら、またすぐにでもダイビング行きたいなぁ〜と云う想いとはウラハラ(ウラハラの古着屋ってシャレはどう?)、稽古が山積み…海ン中では煩雑な浮世のコトなんてなすっかり忘れている。
 どうにか噺のメドをつけて6月のアタマには、また伊豆行けるかな?

 海ン中はいいけど、こんなことばかりしていたら毒のある噺が出来なくなりそうだ。
 今まではネオンの海しか泳いでこなかったからね、それもかなり巧みに…。

2005/05/08(日) 司、潜る。
 「朝」と「空腹時」は大人気ない話だが、キゲンがすこぶるよろしくない。無口になり、なにかすると怒りっぽくなる。
 この日西伊豆大瀬崎にダイビングに行くために5時30分起き…六本木にいるならまだまだ飲んでる時間よ、眠たい。
 
 友人がクルマで迎えにきてくれたので、幼馴染不協和音三人組で世田谷代田のダイビングショップへ、そこからはインストラクターさんの運転する車で、鮮やかに富士を臨み東名を一直線。
 インストラクターはオガワさんとおっしゃる、大変おキレイな女性(と、オガワさんが読む可能性があるタメ、しるしておきますね)。

 ランチをはさんで一本づつ。
 普段、昼に空腹を覚えることはまずないのだが(起きていることすらない)、カレーライスをぺろりと。だって、おなかすいたんだもん。(ちなみに、カレーライスを食べてる時が、ツカサランキング総合4位ぐらいでキゲンがいい時なのだ。)

 それにしても、いいお天気。
 お天道様の下を大手を振って歩けるような、まっとうな商売をしているわけじゃあないものを、何を血迷ったか陽光の中、海に潜ったりなんぞしてしまい、さらに、ちょっと愉しかったりした。
 あー、ヤクザな遊芸稼業人がこんなカタギのような一日を送っていいものだろうか?

 「ま、いいんじゃないの」
 と、カラカラの喉をグビグビッと、自ら流れ込んでゆくビールがそうボクに語りかけてくれた。

 夜はまた、友人ふたりとインストラクターさんの計四人で、学生の頃の懐かしい話やなんかを肴に、愉しいお酒。
 自分の話をし過ぎだな、ボクは…と、さも反省しているように書いたが、そんな気は少しも無い。
 

2005/05/07(土) ハンバーガー。
 本郷のハンバーガーショップ『FIRE HOUSE』のモッツァレラマッシュルームバーガーに食らいつき、馬鹿みたいに感動した。

 かつて上野鈴本の楽屋で、食通のとある大先輩の師匠がウワサしていた店だった。

 その話を聞いたのは、まだ前座の頃だから何年も前になる、忙しさで失念していた。
 それがこの前、東大に行った旧友と飲んでて、彼の「本郷」と云うフレーズで、急にその存在を思い出したのだ。

 昔っからの友人とはありがたい、さっそく捜し出してくれて、母校清明学園の同期生専用掲示板にカキコミしてくれた。

 その掲示板も、ほかの友人がふた月ほど前に立ち上げたのだが、その名も「清明スタイル」、気恥ずかしいネーミング…。

 そんなステキな友人たちのお陰で、いやぁ〜旨いハンバーガーを喰った。
 まぁハンバーガーに1200円と云うのは、バリューな価格に慣れ親しんだ日本人にはチト高いかもしれないが…。とにかく旨かった。

 食通の師匠がおっしゃるだけある。その師匠は十数年まえに大名跡をお継ぎになられた方。
 さすがに味は「まろやかぁ〜」だった。(自分だけ満足なサゲ、楽屋オチのきらいもある)

2005/05/06(金) ふるさと。
 東京がボクのふるさとだから、やっぱり戻って来るとホッとする。
 汚染された空気、キレイとはいえない空、騒音、雑踏、ビル群…みな、愛すべきふるさと。
 兎追う山もなければ、小鮒釣る川もないが、愛すべき人たちがいて、その営みがある。

 だからボクは、胸を張って東京がふるさとと言おう。

2005/05/05(木) 満開。
 標高1800Mでは桜が見頃。
 満開の桜に、青い空、さらに向うにまだ雪のこる八ヶ岳連邦。

 昼は木陰で居眠りをして過し、夕べは夕で、諏訪湖の湖畔までおりて出湯につかる。

 いろいろな想いや悩みが、空行く雲のように果てしなく過ぎて行く。

 贅沢な時は、ゆっくり、ゆったり流れていった。

2005/05/04(水) 熊さん。
 肝臓が重たい。
 肝臓どころか、内臓全般。ホルマリン漬けの標本の心持ちだ。

 二日酔いだというのに、昼から焼肉。それも、鹿、馬、猪、熊…。

 「熊さんおあがりよ」と云うのは知っているが「熊さんを、おあがりよ」と云うのは始めてだ。

 『喰われてるのはたしかに俺だけど、喰ってる俺は誰だろう?』

2005/05/03(火) 八ヶ岳。
 八ヶ岳の麓にいる。
 ご贔屓さんのお伴だ。

 南アルプスにしずむ夕日を見ていたら、いつのまにか寝ていた。何の音もしない、静かな夕方。

 夜は夜で大宴会…残ったものは空の一升瓶4本でした。

2005/05/02(月) 痛い。
 癒えかかった失恋のキズをえぐられた、痛たたた。

 心に絆創膏が欲しい。

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