〜花抜坂中納言日記〜
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2005/04/29(金) 落語って、知ってる?
 多少の誤解をふくめて、若年層の落語家への認識が広まりつつある。
 ひとつは、こぶ平改め林家正藏師匠の披露興行。
 もうひとつは、今夜放送されているドラマ『タイガー&ドラゴン』
 どちらもメディアの影響力の大きさを語るに余りある。

 いままでフツーのそこら辺にいる(あんまりいないが)噺家として飲んでいたものが、急に一目置かれたりする。
 タメ口をきいてたキャバクラのおねぇちゃんが、丁寧語になった。

 ただ言っておくが、あれは正藏師だから出来たことであり、実際の楽屋にはTOKIOの長瀬くんも西田敏行もいないのだ。

 いくら、ブームがきたり認知されたりしたからといって、ボク自身が変わるわけじゃあないのだよ。
 今日までも、そして明日からもボクは今まで通りの泥酔系旧型落語家にほかならない。

 ブームというのは、そんな当たり前のことを忘れされるから恐ろしい。

 出来ることなら、ブームにのるよりも、ブームをつくる側にいなければならない。

 それにしても、あの『タイガー&ドラゴン』は面白い。
 ボクが演ろうとしている落語の手法の、数段上の演出をしているので参考にもなる。
 楽屋のお歴々のなかには、「前座が『三枚起請』や『芝浜』はやらない」なんてなことをおっしゃる方もいるが、そんなことはいいじゃないの。
 ちょっとでも「落語って面白ぇかも!?」っていう人ができれば有り難い。
 まぁ、そう云う人を増やすタメにボクらがやっているものを、落語家じゃない人がやっていると云うのは悔しいことだけど。

 とにかく、落語に興味をもったら、どうぞ普段着で寄席にいらして下さい。


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