〜花抜坂中納言日記〜
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2005/03/08(火) 二十五の春。
 変わらないものが、滅び行く運命をただ待っているだけだとしたら、ボクも、滅びる乃至破滅せざるを得ない藝人もしくは人間なのだろう…と寄席の帰り、ステアリングを握りながらそんなことを不意に考えた。
 分かっていながらもアクションを起こさない、それは破滅願望に等しいのだと思う、そんな想いに衝き動かされることがある。

 春というのは、なんとはなしに憂鬱だ。むしろ、秋や冬よりも。
 なにも諸行無常は祇園精舎の鐘の声ばかりではない。
 日日を空しく感じたり、空虚感に襲われたり…そんなものに負けないように、落語を語り、酒を飲み、ひとを愛し、ムキになって今を生きようとしている。結局、至って凡庸な人間にはそれぐらいしかすべがないのだ。

 自分に負けないように生きてみたり、負けてみようかとも思ってみたり、三遊亭司、二十五の春である。


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