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2005/10/09(日)
続きの様な…。
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昨日に似た今日がまたはじまった。
暦は疾うに9日になり、男ばかり6人の酒宴は、ひとりまたひとりと脱落者をだして、とうとう3人の生存者のみとなった。 そんな折、連続酩酊状態のボクの限界は早朝5時30分にやってきて、静止の怒号を潜り抜け、またもやチャリンコのリレー点滅式テールランプを敵に拝まして、雨の中帰宅した。
これが、9日の序幕。 二幕目は、さっきまで飲んでいた6人のひとり、蒲田の屋台の主人の電話。 その電話の着信音が、幕開きの開演ブザーとなった。
この日は予め、蒲田近くのお湯屋で温泉につかり、二階の宴会場でイッパイやりやしょうと云う、ケッコウな趣向。 めいめい、3時ごろ東矢口にある桜館さんへ。昨夜からの5人足すことの2名。
東京は、ちょっと掘ればすぐに出で湯にぶつかるので、温泉の銭湯がことのほか多い。 ちょいと自慢なのが、この黒湯なのだ。 温泉が、すっかり肝臓やらなんやらにしみこんだアルコールを搾り出し、額には玉のような汗が浮かび、ボクは阿ぁ…と言ったっきり吽吽と唸るだけ。 で、湯からあがって生麦酒をグビグビッとやるのだから、なんにもならない。 そこから、焼肉屋に移り、唄を歌いに行き…あっと言う間に午前3時。 時折、今自分がいるのは、何日の何時何分の何処なのか分からなくかる。 そんなトランス状態の酩酊合宿。 昨夜の不思議な居酒屋から、やはり総てがまやかしで夢の様なのだ。
そして、また雨のなか闇を裂いて、チャリンコをこぎ出す。 すっかり雨に濡れて、スカジャンの後ろの鯉が靡くことすら止めていた。
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