〜花抜坂中納言日記〜
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最新の絵日記ダイジェスト
2007/08/01 モノを知らない。
2007/05/04 とりとめもなし。
2007/05/03 大型連休。
2007/04/30 3タテ。
2007/04/29 紀尾井ホール。

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2005/01/31(月) あ〜、くだらない。
 朝からワイドショーは歌舞伎役者、中村七之助さんの話題でもちきりだった。
 それも、鬼の首でも獲ったかのようにナカムラシチノスケ「容疑者」「ようぎしゃ」「ヨウギシャ」…と、全くまぁメディアというものは勝手にヒトを上げたり、下げたり。
 人を殴っちゃ、そりゃあイケナイんだろうし、一般的にタクシー代は払うもんだが、それにしても何が言いたいんだろう?
 勘九郎丈や七之助さんが、即行で素直に会見し、謝罪した今、破廉恥に騒いでた人たちの節操の無さだけが目に付いてしょうがない。

 今回の事件と襲名のタイミングをとりあげて、プロ意識を指摘するならまだしも、お決まりの台詞「役者である以前に社会人として…ウンヌンカンヌン」ったく…下らない。

 テレビを見てたら、師匠・三木助がかれらに追われてた頃を思い出し、無性にハラがたった。

2005/01/30(日) 黒門亭A。
 数時間の睡眠で寄席に行き、二日酔いで高座に上がるということは、前座のうちから四六時中あったので、たいして苦になる事はない。
 むしろ、こんな感覚は久しぶりだなぁ、なんて想いながら京浜東北線に揺られていた。
 
 黒門亭二日目。
 今日の演目は「天狗裁き」、25日の蒲田以来二度目となるが、コレクションで掛けたときより数段馴染んでいた。お客様がよかったということもあるのだが。
 とくに、池袋や黒門亭のようにキャパシティーが小さいと、観客の反応によって「ノる」「ノらない」がはっきりしてくる。
 今日はノれた分、しっくりきたようだ。
 こんな日は、二日酔いを忘れて、また飲んでしまいそうだ。

2005/01/29(土) 黒門亭@。
 黒門亭・第一日目。
 「紙屑屋」惨敗。
 はぁ〜きっとこの噺はお蔵になってしまうんだろうな、酷い出来でした。
 こういう日は多くを語りたくありません。
 じゃあどうするのか…。
 そんな時男は、酒を飲むのでしょう…って、またかよ!

 湯島の「大勝」という飲み屋で、生ビール13杯まではなんとか覚えているんですが…。

2005/01/28(金) 3年B組。
 激しい二日酔いでダウンも、どうにか午前中に身体を起こし事務仕事と稽古。
 それがまた、夜になるとぬる燗で日本酒なんぞのむのだから、やはりバカだ。
 この日は金八先生を見ながら、少し泣く。
 青春っていいね。
 初恋っていいね。

2005/01/27(木) ただそれだけ。
 二日酔いと、恋愛をとめどなく繰り返す三遊亭司がお送りしています「ツカサスタイル」今宵もお付き合いいただきます。

 旗日の池袋の10時からやっております「福袋演芸場」の番頭打ち合わせが、11時から協会事務所で。本日は顔付け。
 
 それが終わり志ん公と上野、鶯谷、五反田、武蔵小山、蒲田と酒場巡礼。ビールにジン、ホッピ−、紹興酒、ハイボール、水割り…ざっと12時間。
 先に弱音を吐いたのはヤツでした。
 
 毎度、毎度、よく繰り返しこんなことやってるなぁと、お思いでしょうし、自覚してるから仕方がありませんが、要は酒と女にバカなんですな。ただそれだけです。

2005/01/26(水) 〜のようではないか。
 玉川高島屋のアートサロンで「根付彫刻展」を見る。
 根付数十点と印籠など、どれもこれも垂涎の品、そして高い高い。
 それでも、見事な美術品をみるコトは、心のご馳走のようだ。
 堪能した。

 夕飯は、ロースかつ。
 それも気張って「黒豚ロース」にしたのだが、これが「?」という出来…脂身の旨みからして、いい肉に違いないのだろうが揚げすぎ。折角の肉の瑞々しさがなくなってしまっている。
 これは、食材に対する冒涜である。
 まっとうなウチが、まっとうな金をとっているのだから、まっとうな調理をして欲しい。

 なんて書くと、まるで山本益博のようではないか…。

2005/01/25(火) 落語コレクション7。
 蒲田・大田区民ホールアプリコへ会場を移して、今年最初の「落語コレクション」。早7回目となる。

 初めての会場ながら、雰囲気がよく、とてもやりやすかった。
 そして、お客様が落語に慣れてきたようで、暖かい反応。
 ちなみに、ワタクシは「天狗裁き」ネタ卸させていただきました。
 ぬう生の披露口上もよかったですし、やはり会場と一体になった三本締め、シャシャシャンシャン…清々しくいいもんです。

 ということで、今年も「落語コレクション」、宜しく御贔屓の程御願い申し上げる次第にございます。

 次回は、3月です。
 

2005/01/24(月) 廓噺。
 夜10時からNTBで放送されている、ドキュメント番組「スーパーテレビ」を途中から見る。
 題して『実録お水の花道〜新宿キャバクラ戦争〜』

 関心したのは、キャバクラで働くオンナノコに対して、大変愛のある構成だったこと。
 彼女たちも、お客も、みんな何かに疲れて、傷ついて…それでも、生きていかなければならない。ヒトは、ただ生きるだけでもツライのである。

 そんな想いで、今年は廓噺(クルワバナシ・遊女の出てくるオハナシ)をやってみたい。
 「五人廻し」「三枚起請」「品川心中」…
 夜の世界で生きる人たちへの、ボクからのオマージュとして。
 
 
 

2005/01/23(日) シュガー・ベイビー・ラブ。
 東京駅で待ち合わせだった筈の打ち合わせが、急遽、先方の自宅でやる運びとなったタメ、昼過ぎ西大井から市川へ。
 グリーン車でカイテキな33分。車中、ウヰスキーの水割りなんぞをのんだため、睡魔が…危うく乗り過ごすところ。

 BGMを合わせて、綿密な進行の確認。
 そのタメ自宅での打ち合わせとなった。それにしても、新婚家庭に行くのは気恥ずかしいもんだ
 簡単な音響の確認もあったが、中には、イントロ14秒に台詞重ねて…みたいなものも、あんまり当日まで言えませんが、楽しい式になりそう。いや、しますね。

 長い事、真面目に詰めの打ち合わせ、ボクはというと「イントロ14秒の台詞」にはまって抜け出せなくなり、ひとりスランプの作家宜しく炬燵で原稿用紙に向かっていると夕ゴハン、「14秒の台詞」は宿題。
 夕飯は、ジャーン!お嫁さん特製お好み焼き!!
 それでもって、ツカサスタイルお馴染みちょっと贅沢なビール「ヱビスビール」
 どちらも飲まないふたりが、ボクのために買ってきてくれたビールは「ちょっと」どころではなく「かなり」贅沢なビールだ、アッハッハ!笑いが止まらん。(そんな歓待を受けながら、さらにロング缶2本追加で買ってきてもらうことに…遠慮というものを、知らんのかね、芸人は)
 あー、お好み焼きは旨かったし、仕事したからビールは尚旨い!その上、稽古中の落語まで聞いてもらって、いい一日だった。

 食後、なにやら辛いのやら、酸っぱいのやら、甘いのを闇雲に喰わされたのは、ご愛嬌というヤツである。それ以前に、こんな書き方じゃそこにいた3人しかわかる筈ない。

 ふぉと・式を挙げるシュウヘイ君のおばあちゃんが漬けた、日本の真面目な梅干、久々酸っぱい梅干を…血圧上がるわ。酸っぱがっているのを見て何故かお嫁さんのキョウコさんはウケていた。

2005/01/22(土) ライムライト。
 夜中、チャップリンの「ライムライト」を見たが、彼は偉大なる哲学者である。
 偉大なる喜劇人は、偉大なる哲学者。(なんだか、それだけでモノスゴク哲学的である。)
 感動したので、記しておく。
 かつて劇場のスターだった道化師と、若きバレリーナのオハナシ。いつかこんな落語がしてみたい。
 見たことのないかたは、ぜひご覧下さい。
 ボクは評論家ですからウダウダとは言いません。
 ただ、芸人とは、かくも悲しいイキモノです。

 結局、2月5日の披露宴の司会のために、4日から有明ワシントンホテルの部屋をとった。都内に泊まるのはちょっと贅沢でいい。
 精神的に「前乗り」のほうが、ゆとりが生まれる。
 当日は、末廣亭の高座を勤めてからチェックインとなる。
 昼、チェックインしてからりんかい線で新宿まで行って、戻ってくるという手もあるし。
 この結婚式も愉しみな仕事のひとつだ。
 考えるとワクワクする、はやくも明日最終打ち合わせ。

 「ライムライト」より、とても有名な台詞。
 『人生に必要なのは、勇気と想像力、そして少々のお金』
 
 チャップリンの言うとうりである。

1月絵日記の続き


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