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2004/07/03(土)
老正興菜館。
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その店の、その席に座って、それを食べるのは実に五年振りだった。 横浜中華街・老正興菜館の「牛肉かけ炒飯」は青春の味と呼んでもいい。とにかく十代後半のボクは友人と、恋人と、後輩と、家族とこの店でメシを喰った。 食事を終え、クルマを走らせ、決まって朝方に帰ってきては、夕方に起き友人に電話して集合…。とにかく、青春時代特有の不安を仲間達の荒唐無稽な痛快さで誤魔化していた。 老正興菜館と「牛肉かけ炒飯」はあのころ手銭で食べられたイチバンのゴチソウだったのかも知れない。 一口食べたら、味より先に懐かしさがこみ上げてきた。
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