〜花抜坂中納言日記〜
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2004年7月
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最新の絵日記ダイジェスト
2007/08/01 モノを知らない。
2007/05/04 とりとめもなし。
2007/05/03 大型連休。
2007/04/30 3タテ。
2007/04/29 紀尾井ホール。

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2004/07/30(金) 千秋楽。
 浅草演芸ホールの千秋楽。たったひとりの直弟子ですから当然楽屋へご挨拶に。終演後、同様に楽屋に揃った一門の方々と森下「山利喜」へで打ち上げ。師匠もご機嫌であった。
 普段規則正しい生活とは無縁のワタクシなどは、毎日同じ時間に同じトコロへ仕事しに行くという行動だけでバテバテだ。まあ、そんな数日もあっというまに過ぎ、また寄席から遠く離れた生活となる。

2004/07/28(水) 今夜、すべてのバーで
 昨夜クルマのラジオで中島らもさんの訃報を聞いた。 
 ショックで思わずドラマのように独り言を言ってしまった。
 月並みなコトバしか浮かばないので、ボクの好きな、らもさんの著作の最後の一文を拝借する。一番最初に、出逢った作品だ。
 むこうでも、美味しいお酒を飲んでください…。

 もうすぐバーの後壁にゴンと頭をぶつけるにちがいない。昔、酔っ払ってよくやったように。
 いまこの瞬間も、何百、何千という酔っ払いが、同じことをやっているのだろう。今夜、紫煙にけむるすべてのバーで。ミルクの杯を高くかかげて、地上へ倒れていきながら、おれは連中のために呟いた。
 「乾杯(スコール)」
 <中島らも・著 今夜、すべてのバーで より>
 

2004/07/27(火) 天藤。
 このシバイ、ボクの最後の高座「湯屋番」。久しぶりの寄席なので自信のあるネタをかけた五日間。
 昼は大好きな「天藤」にて天婦羅。
 カウンターからご主人が黙々と作業するのを眺めて待つ、油のにおいと揚がってゆく軽やかな音がワクワクさせてくれる。
 定食は車海老から穴子、小さな海老二尾、めごち(これは別注文)、小柱とイカのかき揚げ、野菜、なめこの御椀、漬物までなにからなにまで旨い。「天藤」は幸せになる天婦羅屋さんだ。また食べ過ぎた…。

2004/07/26(月) 六本木にて。
 一日完全OFF。
 夕方、六本木へ。六本木ヒルズ・森美術館にて「MoMAニューヨーク近代美術館展」を観る。1800年代後半から現在までのモダンアートを堪能。
 展望ラウンジで暮れなずむトーキョーをしばし眺める。

 近くのイタリア料理店でシャンパンとワイン、アンティパスト。
 美術展と東京の風貌の余韻を感じながらゆっくりと酔う。

 

2004/07/25(日) 浅草ぶ〜らぶら。
 日曜日ということで演芸ホールは団体さんが大勢さま。ネタは司十種(と勝手に言ってます)から「湯屋番」。サゲ間際でドドーッと入ってきたときはどうなる事かと…演者の身になって欲しい。ま、ちゃんとウケさせてお後と交代。

 新二ツ目の披露目で入っている柳家花緑師匠のお弟子さん初花(しょっぱな、と読んでやって下さい)と「長浦」で蕎麦。あいかわらず、狭い店に客がたてこんでいる。お酒と天婦羅盛りと妙興寺蕎麦。この妙興寺蕎麦なかなかクセになりそう、白髪大根の混ざった蕎麦と味噌のきいた付け汁で清涼感があるお蕎麦。

 寄席がハネた後、師匠の打ち上げで「尾張屋」。また蕎麦屋さんです、噺家と蕎麦屋は切り離せません。そんなワケでしたたかに酩酊。まだ明るい中、次の店を考えながら浅草をひとり着物でブラブラしました。

 次の高座は27日です。しばし休息。

2004/07/24(土) 印度人とカレー。
 マクラでお客さんを暖め「宮戸川」へ。お客さんは、寄席にたどり着くだけで疲れ切っている。お目当ての師匠まで長い道のり、気を確かにもって頑張ってくださいませ。

 あまりに暑いので、ここはひとつ香辛料の効いたものすごい辛いカレーを食べようと、インドカレー屋さんへ。初めて入るウチだ。表のメニューを見ていたら、ターバン男が店から顔を出し、おいでおいでするのでつい入ってしまった。ワタシャ結構押しに弱いのだ。
 マトンとダール(マメ)のカレーとナン、まぁまぁだった。フツーに美味しいインド料理屋って沢山あるトコロをみると、印度人にとってカレー作りはカンタンなのかしら…。

 やっぱ、あしたは「長浦」で蕎麦とぬる燗にしようっと…。

2004/07/23(金) 寺方そば・長浦。
 混みあう東急バスに乗り都営線馬込駅〜浅草へ。楽屋に着いた時には浴衣が汗になってしまった。先日も書いたがこんな酷暑のなかワザワザ足を運んでいただけるとはありがたい。
 そんな感謝のキモチを、アナタに、アナタに、アナタに…ということで「六尺棒」(例によって若旦那が活躍するお話。よくウケました)

 高座でホドよく汗をかき、アルコールがぬけ、小腹が減ったので蕎麦をたぐりに「長浦」へ。ここは昨日の昼、一門の多歌介(タカスケ)兄さんにはじめて連れて行って頂いて気に入ってしまった。ちなみに言うと、連れて行ってくれたのはタカスケ兄ながらご馳走してくださったのは、先客でいらした浅草演芸ホールの松倉会長でした。深く感謝。
 それでもって、こんにちは手銭で天ざるにぬる燗一合をゆっくりと。観音様にお詣りして楽屋へもどる。

 今日こそは飲むまいと心に決めていたのだが、終演後後輩のTとホッピ−に煮込み、テレビを肴に…これぞ浅草スタイル。
 〆はまたまた「長浦」にてお酒と蕎麦。二日で三回来てしまった。
 いささか酩酊、明日こそ酒を断つよ絶対…いや、きっと。

2004/07/22(木) 宿酔い。
 昨夜はすっかり酩酊。深夜のアメ横で馬吉と遭遇したり、最後に入った池之端の居酒屋「鍋屋」で期せずして本牧亭のおかみさんにご馳走になってしまったりと…いやぁ長い一日、しかも明けて今日22日は高座。間が悪すぎらぁ…。

 午前7時に帰宅、布団に倒れこんだかと思うと二時間後9時には起きて熱いシャワーを浴び寄席へ。自業自得とはよく言ったもの、己を恨むしかない。浅草演芸ホール11時45分上がり。はぁ〜本来ならまだ寝てる時間だよぉ…。
 楽屋につき、前座を相手にしていたら妙なテンション。どーも酔いが抜けていない、しょうがないのでこのまま「湯屋番」

 頭痛ぁ〜い一日。
 こんな感じで25日まで高座です。
 だいじょうぶかぁ?
 

2004/07/21(水) 初日。
 師匠・三遊亭歌司のシバイ(興行)の初日。浅草演芸ホールへ。二ツ目の出演はきん歌兄との交代出演、したがってこの日はボクの出番はなし。
 
 浴衣で初日の楽屋へ。
 浴衣でも何でも、暑いもんは暑い。
 ここ数日異常な暑さ。その最中大勢様のお運び、招待券でもなんでもありがたいワケです。

 そういうことで7月下席の熱い熱い10日間の始まりです。
 

2004/07/20(火) 初心に戻る。
 ちゃんと毎日更新します。怠惰な生活はダメね…。

 7月は会があった16日までホント忙しかったです。花火に行ったり、昼間っから後輩と飲んだり、と。忙しいとなんだかやる気がでてきます…ということで、これからの五ヶ月すんごく動き回りますッ。

 一門の三遊亭歌武蔵師匠の興行の千秋楽のため鈴本昼席に顔出しア〜ンド打ち上げにおジャマ。末広町にて鰻、大変に美味しゅうございました。今日は土用の入りですから鰻にお目にかかれるなんぞはありがたい。そして明日が有名な「土用の丑」であります。鰻でも食べて、精つけて…あぁ暑いと思ったら七月の観測史上最高39.5度。クラクラします。
 二軒目・浅草の居酒屋にて。
 大大大先輩のK師匠といろいろな話をさせていただく。ボクは落語家になる前、この方に弟子入りしたいと思っていた時期が長くあった。そのころよく演じられていた噺「将棋の殿様」のことや、これからのことなんぞを聞いていただきました。至福の時でした。
 そんな初心に戻るような時間が大切に思えたりします。

7月絵日記の続き


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