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2004/04/09(金)
完結。
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いよいよ、この<房総ダラダラ紀行>もグランドフィナーレを迎えつつある、というよりも、よくこんなことを3回にわったて書いてきたなとなかば呆れ気味だ。そして、読んでくださった方々の、暇つぶし以上なんにもならなかったであろうことは想像に難くない。 道中双六のように気まぐれ成り行き尊重型の旅は、東日本旅客の成田から京成線に乗り換え、いよいよ厳戒態勢のひかれている新東京国際空港こと成田空港へと向かうことになった。 成田空港の駅に降り立ったワタクシを待ち受けていたのは、水際作戦で我々を待ち受ける警察官の面々だ。 「パスポートを見せろ」と、もうちょっと温和な感じで言ってきた、温和に書くと面白くないので絶対命令形に脚色した。 もとより、成り行き上ヒコーキを見に来ただけのボクはそんなもの持ち合わせていない。ヒコーキを見るのに、パスポートはいらないのだ。パスポートをもっていないのを訝ったオマワリは、表情に、その不信感をあらわにした。次の、瞬間オマワリはボクに尋問した 「見学?」 「はい、見学です」 たのまれもしないのに、ボクは免許証を差出し、自らすすんで手提げのカバンを差し出した。 文章にするとクドクドクドクドと書いてきたが、呆気ないほどカンタンに成田空港に潜入したのだ。 そして、当たり前だが目的もないまま、展望デッキで轟音を聞きながら、飽きるまで暫くビールを飲んでいた。 7日の早朝6時に起きて、実に11時間後のことであった。 もう、つづく心配はない。
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