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2004/01/12(月)
成人の日に寄せる。
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成人式。 何年か前から一月の第二月曜になった。ボクの時はまだ15日だったハズだ。会場となった大田体育館には入らないで、その周りにたむろしていた。例外ではなく、そんなヤツらで近辺はいっぱいであった。 既に前座修業で楽屋に入っていたボクは、寄席をサボった。なんたって寄席は毎日ある。ま、言い訳にはほど遠いが。 荒れた成人式と言われるは昨今のコト、ボクラの時分にはそんな印象はない。また今年も逮捕者がでたそうな。そんなに鬱憤が溜まるほどの世の中でもあるまいに。もっともボクはその世の中というものを甘く見ている節がないわけでもない。否、ある。それが証拠に、いま不遇の時代をむかえている、ツケが来た。遊んでばかりいたキリギリスの心境だ。 成人式から幾年、自分は全く変わらずふざけてばかりの生き方をしているなと、勤め人である同級生たちと話していて思う、でもボクは彼らみたいに勤勉で忠実なアリには到底なれない、なりたくもない。それは反省でもあり誇りだ。 新成人は何故荒れるのか? 大人になりたくないからなのか? じゃあ、ならなきゃいいじゃん。それだけのコトじゃん。 それとも変わらない自信がないのかもしれない…甘ったれるなよ。 荒れたいのは、暴れたいのは、爆発したいのは、むしろ大人たちじゃないのかなぁ、とオトナでもコドモでもないボクは、そう思う。 成人式の日に寄せる。 ああやって、集団でしか騒げないやつは、結婚して子供をふたりぐらいこさえて、マイホームパパになるのがお似合いだ。 甚だ簡単でありますが、慶びのコトバにかえて…。
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