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2003/09/20(土)
決戦前夜。
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会が近くなると、メンタルな部分がダウンする。はやいハナシがナーバスになる。そうなると、厄介なことに稽古も手がつかなくなる。 なにより今回幸いだったのが、お酒に逃げなかったコト。お酒に一瞬でもスキをつくると、坂口安吾の「堕落論」宜しく、ズゥーーーっと深く堕ちてしまい、全てのものは正しく堕落するのです、とこうなってしまう。落ちたら最後、「噺家だけにオチがつくでしょう」などといっても笑点じゃないんだから座布団も貰えない、客も笑えない、キャバクラ嬢だって一瞬困った顔をしてしまう、ヘルプのコだけ辛うじて愛想ワライ…と、こうなってしまう。
いよいよ明日ともなると、今度は妙な期待が湧くのである、どこからともなく。キモノを用意しながらイメージトレーニングする。 明日は黒紋付の完全装備だ、どうだ参ったかぁ〜、ハハぁ感服いたしました、ワッハッハ…と、こんな按配だ。 この黒紋付羽織袴をつけると任侠団体の襲名式のようになる、大変に気合が入るのだ。 そして「お約束」、期末テストの前日のようにこれから慌てて稽古をするのである。 (大変だ…)
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