〜花抜坂中納言日記〜
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2003年8月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最新の絵日記ダイジェスト
2007/08/01 モノを知らない。
2007/05/04 とりとめもなし。
2007/05/03 大型連休。
2007/04/30 3タテ。
2007/04/29 紀尾井ホール。

直接移動: 20078 5 4 3 2 1 月  200610 7 6 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 11 10 9 8 7 月 

2003/08/07(木) ふとした不安。
 毎日、毎日同じような日日が続き退屈しております。昼間、読書と稽古と散歩。夜、お酒。こんな按配です。退屈な状況を打破するのもまた自分なのですが、何かをしようとすると、すぐ壁にぶつかる。まったく力のなさを痛感します。痛感することは痛感しますが、お酒を飲めば忘れてしまいます。
 お酒を飲んでいるときは唯一忘却の時間だったりします。
 読書もまたそうです。
  
 今日は一日、九月二十一日の落語会について考えていました。はっきり言ってアタマがイタイです、泣き言を言いたくなったりもします。(あ、今言ってるか)観にきてくださる方々のことを考えると背筋がシャキっとしますがプレッシャーにもなります、モチロン心地よいプレッシャーなのですが。それが不安に変わると不安は際限なく広く深くボクを覆います。逃げたいとは思いませんが、飲みたいとは思います。
 みなさんが働き手にしたお金と引き換えに、不快な時間を提供するなどあってはならないのですから、こんな苦労は当たり前です。
 企画で悩むなどまだまだなんてコトはありません、むしろそれを高座に出すことが最も大切なことなのですが。
 
 落語会の当日。朝起きて、家を出て、楽屋入りし、開場して、幕があがり、人の高座があり、自分の落語が終わり、幕が降り、打ち上げでビールを飲むまで。いつもこんな不安が続き、いっぱいになります。
 そして、酒量のコントロールが出来なくなります。
 これからそんなひと月半です。

 写真・ケータイ電話、ツカサモデル。酔うと他人の迷惑を省みず電話魔になる。
 
 

2003/08/06(水) おもいで。
(8月5日と6日入れ替わっております、したがってこれが5日で下記が6日です)
 
 暑中お見舞い申し上げます、三遊亭司です。
 25inchの理事会?に行ったあと、武蔵小山で飲みました。意外と今夜のボクは庶民的なのです。仕事がひとつ入れば銀座、赤坂、六本木と飲み歩き、金がなくなりゃ安居酒屋でクダをまくのです。
 この日記でもわかる通りお酒がスキなんですが。オンナのコのいる店で飲むのはもっとスキです。ぼくのスキなタイプはずばり!ホステスだったりします。それがどうした文句があるか...です。
 ホステスはアタマが良くなきゃ出来ません。アタマの良い女の人が好きです。   
 次にスキなタイプは、素人っぽいホステス。
 その次が、おねだり上手なホステス。
 次が、元ヤンのホステス。(根性焼きの痕なんてそそります)
 その次が○○○○のホステス。(もう面倒臭いので各自○○○○を勝手にうめて下さい)
 とにかく、キャバクラで豪遊できるよう一生懸命働きたい、23歳の夏の夜。
 同伴出勤という言葉にトキメキを覚えたのは、遠いむかしとなりました。

 写真・今はもっぱらここで飲むことが多くなった司の部屋。多くのブランデーは友人の池野友博氏寄贈。親友の名前「海」を冠した焼酎も見られる。
 
 

2003/08/05(火) 半分告知
  ごきげんよろしゅございます、司にございます。
 昨日のツカサスタイルはヒドイですね。キャバクラ嬢への鎮魂歌(レクイエム)だと思ってこらえてつかぁさい。
 今日も今日とてなぁーーーんにもしませんでした。水槽をキレイにして、読書をしておりました。
 9月21日の「落語コレクション」の構成も少しずつまとまってきています。風車の滑稽噺に対抗してボクは大ネタ・人情噺をぶつけていきますよ、乞うご期待。ボクがホンキだしたら大変よ、手つけられないから。ただ一番の難点はホンキを出せるかどうか...そこだ!きっと出せる、いや...たぶん、ひょっとすると、どうかなぁ?
 まぁお楽しみに。ボク自身も今度の会、とっても楽しみにしていますから。
 それから今週末9日、新宿末広亭・深夜寄席(9時30分から・詳しくは最新ニュース)に出演、初出演です。この、深夜寄席は中学生の頃友人とよく観にいきました思い出の場所です。落語家になりたいと思いながら客席で見ていた自分が、いま高座の上にいるという喜びはこんなとき強く感じます。感慨深いです、そんな思いで落語をやりますのでぜひ会いにきてください。
  
 それにしても暑いです、急に夏らしくなってきました。そして驚くほどスケジュール、空白です。

 写真・大入り袋と眼鏡。

2003/08/04(月) 女性遍歴。
  夜の高速を流してきました、司です。
 BGMは五街道雲助師で「お菊の皿」、引き続いてボズ・スギャグスのアルバム「ハーバー・ライト」統一性ゼロ。
 今のクルマ、ワーゲンのニュービートルはもう乗って三年になります。そろそろ買い替えを考えているのですが可愛いヤツです、難点は足回りとスピード!
 そのまえが高校三年の終わりくらいから、メルセデスの560AMG。外観は走る組事務所、東関東自動車道で290キロだした時は飛ぶかと思いましたね、滑走路を走ってるようでした。このクルマで寄席など行ってかなりヒンシュクを買いましたよ。「前座のくせに」って。
 ちなみに前座が外車に乗ると「前座のくせに」となりますが、真打ちが国産乗っても「真打のくせに」とはなりません。
 田端の師匠(三木助)はアルファ・ロメオの164にのっていました。ボクもよく運転しましたがイタリア車に憧れたのはあれ以来です、イタ車のいい加減さってステキです。もう一台、フィアットのヴァルケッタに乗っていました。
 いろんなクルマがスキですがボクが愛したクルマはこの四台です、それぞれ思いいれと思い出がありまして。こうして見ると女性遍歴に似ていなくもないなんておもいます、どれももう一度会いたいクルマばかりです。(そういえば五木寛之さんの短編集で「雨の日は車をみがいて」ってそんな本でした)
 とにかく、夜の高速を走るクルマってSEXYだと、思いません?
 いつでも助手席を空けておきますよ。  

2003/08/03(日) 司と人情噺。
  浴衣姿の女性がいたりして、夏の寄席もいいもんです。きょうも昼過ぎから黒門亭へ行ってまいりました。
 黒門亭はいわば、金・土のヨルと土・日のヒル限定の寄席(という表現は使ってはいけないらしい)。4、5人の落語家が出演して、ひとり20〜30分の持ち時間なので、お客様にはゆっくり、タップリ落語を聴いて頂けるようになっているのです。(普段の寄席だとトリでもない限り15分ぐらいなんですよ)
 当然普段できない長ぁ〜い噺なんかもできてしまう。
 そこでだ!今日は自らを鼓舞するタメ「三遊亭司人情噺に挑むinKUROMONN-TEI」
 人情噺とは普通の滑稽噺よりもストーリー性を重視した笑わせるというよりも聞かせる噺のことをいうのですが、大抵の人情噺はかつて大名人と呼ばれた師匠連が得意にしたものなのです。
 それに真正面からぶつかってみようと高座にあがりました。
 出しモノは三代目桂三木助(ボクが破門になった師匠のお父上)得意とした「ねずみ」という噺。
 そう、こんなぼくでも人情噺、出来るんです。それも35分も。
 笑いが少ない噺なのでギャラリーを最後までひっぱるには少しも手がぬけない緊張の高座でしたし、内容には満足できませんでしたが久しぶり演って、この噺の新たな面を見つけたりできてよかったです。(あら?ただのへーボンな感想になってる)
 とにかく今はハードルを高く高くあげていくしかないと、そう感じました。(うわぁー中学生の作文みたいな終わり方)
 
写真・悪巧みするNo.1☆司(風車撮影)
   きっとイヤラシイことを考えていることが目でわかる。
   バカ話やエロ話ばかりか人情噺も得意としてしまう貴  公子・三遊亭司...恐るべし。 

2003/08/02(土) 焼き肉作戦
  どうも、司です。
 梅雨明けしたと言うのにこの陰鬱な気持ちはなんなのだろう。ボクの気持ちとは関係なく、とりあえず仕事、仕事。ということで落語協会2階の黒門亭へ。
 客を前にしても闘志が燃えない、湧かない。あろうことかネタ下しという最悪な状況で最悪な選択をしてしまった。きっと、この陰鬱な状態から脱却しようと少しもがいてみたのだと思う。見事目論見が外れる。
 今日のお客さまには残念なことをした、また申し訳なかったと思っている。とにかく疲れた。高座で厭な疲を感じたのは久しぶりのことだ。
 ただお客さまは良く笑って下さった、けど逆にすこしキズついている。落語界の貴公子・司はどこまでもデリケートにできている。
 
 とにかくこの状況を打破するために最終手段、焼き肉作戦を導入することになった。時間が過ぎるのを待つのも良い手だが、ここはひとつ攻めの姿勢だ。
 焼き肉作戦は両刃の剣とよばれている(誰に?)。元気と引き換えに、財政に負担を強いられ、過剰カロリーに悩ませられる。しかし今は一刻の猶予もない、何が何でも炭火でガンガン肉!肉!肉!なのだ!(なんだ?このテンション)
 こうなったらユッケも食べてやるんだ、キムチももってこい、中ジョッキお代わりー!肉は聞かずにみんな特上にしろってんだぁぁぁ。

 あ!いま明らかに「鬱」を超えて、壊れかけていた。
 ときどき暴走気味になる。焼き肉屋には行くには行ったが初めて入った店なのでとても大人しくたべて、早々にそそくさと帰った。
 あー完全復調までもうしばらくかかりそうだ。
 

2003/08/01(金) ため息まじりのドライヴ。
 今日はなんだか、精神バランスがモノスゴく悪いです。たまぁにあるのですが、こういう時は却ってお酒を口にしません。
 こんな時はだいたいハンドルを握ります。いままで首都高を彷徨していました、車のなかに独りでいるのが一番いいのです、気が楽で。
 東京は何時もキラキラしていていいです、スランプなんてナイ街です。少し小菅ジャンクションで渋滞をしてましたが、今の心境に比べたらとるにたりないことだと思いました。
 あてなく走りました。
 
 
 


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.