〜花抜坂中納言日記〜
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2003/08/19(火) 落語の事。
  今年の関東の梅雨明け宣言は、無かったことにする…みたいなことが紙面に載っていました。どうやら、まだ梅雨の天気図らしいのです。
 そういうわけで、この肌寒い陽気で仕方なく海へ行くのを断念。こういう時は家で落語を聴いて過ごします。
 「黄金餅」という落語を手がけようかと、古今亭志ん朝師と立川談志師のをききくらべたりいたしておりました。「黄金餅」は人の死を扱う噺で大変デリケートに演じないと陰惨になってしまう情景があるので、下手に扱うととんでもない結果になりかねません。そこをどうおふたかたの師匠が演出しているか、などと思って聴いておりましたが、途中から聞き入ってしまい、聴いたあとはただ唸るばかり。
 「ウーム、上手すぎる…」
 いまさらながら、そんなことを呟いてしまいました。
 今年の夏(?)は「たがや」をケッコウやりました、落語コレクションに来ていただいた方はご存知でしょうけれども、花火大会の人ごみのなかでのお話でして。こういった噺はキワモノといって、季節限定、やっても八月いっぱいがいいところでしょう。ホントーはそろそろ秋の噺を演ってもいいぐらいです。噺は季節を先取りするもんだと、入船亭扇橋師匠から教わったもんです。
 そのほかに「宮戸川」。お花と半七という若い男女の江戸のラブストーリー。これもよくやりましたね、まあラブストーリーや瞑想激しい遊び人の若旦那モノなんかは一応得意ネタですから。(自分で言ってるだけね)
 秋は秋で何を演じようかそろそろ考えて、ネタ帳をひっぱりだしています。落語の中の季節っていいですよ。
 「目黒の秋刀魚」を聞いて、秋刀魚が食べたくなったり。「時そば」を聞き、帰りに蕎麦屋で呑んだりと…。

 師・三木助の師匠、人間国宝・柳家小さん師匠に書いて頂いた最初の高座名「桂六久助」。ボクの原点がここにある。 


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