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2003/11/05(水)
秋の夜長。
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今年は、思うようにネタ数が増えなかったのがショック…というより、当然だろうなと云う気もあると、激しく叩きつけるというか「られる」雨の音を聞きつつ考えた。手元に30落語の演題が殴り書きされたノートの切れ端がある。昨夜ボクが書いたのであろう、書いたハズだ。 半ば自由業であるから、むしろ漠然と生きることは許されない。それは飲んでいる時も然り、誰かに愛を囁いているとき然り、落語中心の思考回路を組んで張り巡らせている。 難しく書いてみただけで、誰もがやっている当然の事にすぎない。
日時というカウントも、ここまで来るとソワソワしてくる。 忘年会だ、忘年会だと、飲み会に口実をつけ年内いっぱいの予定を何本もたててしまった。年内で足りなければそれはすんなりスライドして、新年会になるだけだ。 鍋の誘惑に駆られている。それは本屋で「鍋奉行になる」という本を手にしてからだ。ボクは元来、男の癖にイヤラシイかもしれないが料理にウルサイ。どうウルサイか?ただ単に、ひたすらウルサイ。 そこで、この「鍋奉行〜」に目がいってしまった。 鍋ばかりか、鉄板焼きにもウルサイ。自分のうるささに嫌気がさし、またさされ、もんじゃやきなど久しく行っていない。 焼き肉が焦げるのも、痛々しくって見ていられない。 それに加えて「鍋奉行になる」だ…。
雨はいよいよ激しくなっている。 ただひたすらに、降っている。 文庫本の頁を繰る。 また、グラスの酒が空になる。
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