〜花抜坂中納言日記〜
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2003年11月
前の月 次の月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
最新の絵日記ダイジェスト
2007/08/01 モノを知らない。
2007/05/04 とりとめもなし。
2007/05/03 大型連休。
2007/04/30 3タテ。
2007/04/29 紀尾井ホール。

直接移動: 20078 5 4 3 2 1 月  200610 7 6 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 11 10 9 8 7 月 

2003/11/27(木) ベースボール・パークから。
 友人たちと中学卒業する時にやった野球の試合を、時々鮮明に思い出すことがある。
 友人の打ったボールは、三月の空にキレイに大きな放物線を描きレフトの向こうへ飛んでいった。
 そのボールを目で追っていた、遠いボクと今のボクがアタマのなかで混同する。グラウンドにボールが落ち歓声があがるまでの数秒、確かに時間が止まっていた。
 現実に突如戻され、何故か溜息。
 打った友人が何塁まで走ったのかは、まるで覚えていない。

2003/11/26(水) 年内フル稼働。
 夕方、また泳いでました。ここのところ一日おきに泳ぐのが日課となっています、健康的なわけですねぇ。夜は疲れて眠くなり、酒を呑まない日もちらほらと…しかぁーし!ここから正月にかけて飲み会でスケジュール帳がビシーっと埋まっているのですよ。肝臓にはガンガン働いてもらわんといかんのです。忘年会、プレ忘年会(なんだそりゃ?)、大反省会などなど、口実をつけちゃあ飲む、ひたすら飲むのです。(逃げるんじゃないゾ。)

 <ふぉと>ボクラのホームグラウンド。晩秋の夕空にナイターのライトがたたずむ。
 
 

2003/11/25(火) こんなこと書くのは、本当に辛いです。
 大変悲しく、残念なことが起こりました。
 掲示板を先にご覧になった方や、新聞ニュース等でお知りになられた方もいらっしゃるかと思いますが、本日午前上野の鈴本演芸場で出火、火はすぐに消し止められたものの清掃作業員の方がお亡くなりになりました。
 今日は、このコトで大変に辛い一日になりました。
 寄席というトコロは、当たり前のことですが皆様に愉しんでもらう場所であり、そんな場所でこのように悲しい事故が起きてしまったということは本当に残念です。
 また、ご不幸にも被害に遭われ亡くなられた方、またご家族のコトを考えますと、苦しい胸中です。謹んでご冥福を、ただただ祈るばかりであります。

 鈴本演芸場は寄席の中でも老舗の寄席であり、我々にとりましても大切な定席のひとつです。今のところ復旧の目途は立っておりませんが、この悲しみを乗り越え、一日でも早く元の様に皆様の笑いで溢れる鈴本演芸場が戻ってくるように願っております。
 
 また必ず、鈴本の高座でお会いしましょう。

2003/11/23(日) 秋の実りの、黒門亭。
 昨夜の深酒がタタリ、宿酔いでの黒門亭二日目。演じようと思っていた噺が、稽古不足のタメ出来なくなってしまった。
 昼前に友人宅を出て、友人ととも黒門亭のある御徒町へ。
 山手線の中でも、何を演ろうか悩む。
 一時間前に楽屋入り、まだ前座の(古今亭)章五が開演準備を忙しそうにしている最中だった。一方ボクは前座の煎れてくれたお茶を飲みながら、まだネタを決めかねていた。黒門亭のお客さんはリピーターと寄席のお馴染みさんが多いので、結構ネタ選びから慎重になってしまったりする。
 昨日に続き、前方の前座は章五。ボクのリクエストで「新聞記事」を演ってもらったが、師匠の古今亭志ん五師匠によく似ている。
 ボクは長めのマクラをふりつつ(後の演者が来ていなかったのよ)、お客さんを伺い「雑俳」という噺に。
 マクラでお客さんの反応に手ごたえがあったので、本題は愉しく出来ましたよ。それにしても好い高座だったなぁ〜。(自分で言うか?)

2003/11/22(土) 恐怖の司睦会。
黒門亭終演後、トリの入船亭扇好師にゴチソウになる。
 その後、おなじみ上野の飲み屋「鍋や」にて、落語協会秘密結社・司睦会のプレ・忘年会。沢山の後輩に囲まれ、賑やかに。
 二軒目で、ボージョレ・ヌーボを解禁後はじめて飲む。
 タクシーで上野から小山へ。後輩と友人のHとスコットの店で飲み直し。
 なんてことはない、落語の後は、ずーっと飲んでる一日。
 Hの家の炬燵で眠る。

2003/11/20(木) 今夜は、平和論。
 飲んでいると、とりとめのないことを真剣に考えたりすることがしばしばある。結論が出たタメシはない。
 どこか、哲学めいている。酔っ払いはみんな従順な哲学者、もしくは思想家だ。「人間は何処からきて、何処往くのか」なんてなことをへーキで考えたり出来る。
 今朝方まで、ボクは恥じらいもなく幸福論を振り回していた。
 幸福なんて口にする人は、とても不幸せに感じる。

 平和を敢えて口にしなければいけない時代になっている。
 やはりそれも不幸せだと思う。平和の危機だ。
 飲んでいると、戦争なんて馬鹿げていると思う。
 なにせ、不毛の議論を交わして酒を飲むなんて、このうえもない平和なのだから。ボクの平和論なんてこの程度。

 写真・小山の飲み屋で。スコットと店長。

2003/11/19(水) バスとプールと。
夕方、近くのプールで泳ぐ。泳ぐのは、翔ぶ感覚に近い。
 2キロほど泳いで限界。黙々と同じペースで泳いでいると、何か感情や思考のカベに触れるような感覚になる。考えが煮詰まったりすると、ただひたすら泳ぐ。水の中は一般世界と情報が隔離されていていい。

 クルマがないせいで、久しぶりにバスに乗る。
 路線バスがボクは好きだ。
 同じコースを同じように運転していると、ドコか別の道に行きたくなるような衝動にかられたりしないのであろうか?と、ドライヴァーを見ていて時折思う。

2003/11/18(火) やりのこしたこと。
 環八から第三京浜を流して車を走らせると、30分しないで横浜に着く。ボクの日常のドライヴコースを、今日は覚えている最中の落語を聴きながらゴキゲンにトバシた。
 街の並木も色づいて、とってもワクワクする時季だ。
 元町で買い物、遅めのランチをとりブラブラと…それにしても急に風が冷たくなってきた、晩秋そしてほのかな冬の匂いを聞きながら散策。
 そう、もうすぐ冬。
 12月の声を聞くまで、あっという間。そろそろ、やり残したことが気になってくる、例年のことなのだがそんな季節です。

 <司写真館>
 元町で買った葉巻「ROMEO Y JULIETA」とシガーカッター。
 夜、ブランデーを飲むのが愉しみに…。 

2003/11/16(日) 北茨城に満足!満足!
 北茨城での落語会に、一門の師匠とともに。
 着く早々ホテルで美味しい昼食を頂き、高座を前にしてかなりの贅沢。噺家に先にエサをやってしまうと、勤労意欲がなくなってしまうのでご注意を。
 終演後「陸寿司」さんという寿司屋でまたまたゴチソウに。
 ワタクシ、茨城を見くびっておりました。ここ陸寿司さんでいただいたものは、ほとんど地のお魚。それに加え、どれも大将の仕事が施されていて、ホントに旨かったぁ〜。
 これで、ギャラを貰うんだからホトンド泥棒だ。

2003/11/15(土) 金原亭馬吉御謹製手拭。
 久々に落語を覚えたり、相変わらず酒を飲んだりと、そんな日日です。先日、馬吉にあいましたが精力的に高座を勤めているようで安心です。兄弟弟子で同じく披露目の最中の金原亭馬治クンと、ふたり挨拶にきたのでそれぞれ手拭を貰い祝儀をわたしました。
 ふたりとも好いライバルとなりそうで、楽しみなのです。

 先日も、柳家喬之進クンの手拭を載せましたが、馬吉のもなかなか渋い手拭です。馬治の手拭いもなかなか意匠が凝っていてカッコイイので機会があったら紹介したいと思います。

11月絵日記の続き


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.