〜花抜坂中納言日記〜
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最新の絵日記ダイジェスト
2007/08/01 モノを知らない。
2007/05/04 とりとめもなし。
2007/05/03 大型連休。
2007/04/30 3タテ。
2007/04/29 紀尾井ホール。

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2003/10/13(月) 落語の事。
 久しぶりに昼間の生活を送っている三遊亭司です。
 今日も得意の若旦那モノ「湯屋番」、司十種のひとつです。瞑想が激しい若旦那の物語。
 ボクはこの、噺に出てくる若旦那が大好きで、現実逃避型自己中心主義というのは若旦那だけに許された特権なんです。周りが何とかしてくれる…他力本願、サイコーです。
 よくウケましたね、問題は明日からの平日ですよ。結局落語は最終的にお客様の力ですからね。理解力やなんかもそうですが、やはり沢山来ていただいて初めて力が発揮できるようなところがありますから。(って、何まともなコトを言ってるのだろうか)
 最近寝る前、明日何演ろうかなってかんがえるんですが、そういうのっていいですね。
 今も考えていますがね。
 やっぱり、落語は愉しいです。高座でウケると色んなコトを忘れるもんです。
 

2003/10/12(日) 秋…本門寺のお会式。
 結婚式の余興でひたちなかへ、茨城県である。
 一抹の不安を抱き、仙三に助演を頼む。
 不安的中!聞かない。野次る。八割酔っ払い。デザートに夢中。えとせとら…。自分の腕前をタナにあげて言うが、言葉が通じないのかと思うほどだ。五分で降りた。降りたのではないK.Oされた。
 予感はあったので仙三を後に回しておいて正解だった。
 茨城に負けて、帰ってきたボクを、母はなんと言って迎えてくれるだろうか。

 毎年、10月12日は大田区池上にある本門寺の御会式(おえしき)の日。お会式とは日蓮聖人のご入滅、亡くなられた日であり。ここ池上がご入滅の地なのだ。
 しかし、この本門寺のお会式。亡くなられた日とは言いながらも、盛大な祭で、露店はでる、見物で溢れる、全国の日蓮宗のお寺から来た信徒が団扇太鼓という太鼓はたたく、万灯や纏(まとい、火消しが持ってるような、あれ)を振る、と大変賑やかなのだ。
 そして毎年、このお会式が終わると、とっても、なんだか、そわそわしてくる…あぁ、もうすぐ11月だ、と。 

 写真・本堂前、纏は一段と激しく振られ、参拝客から時折拍手が沸く。

2003/10/11(土) 本日初日。
本日から国立演芸場。初日は三遊亭司若旦那シリーズより「六尺棒」。マクラから上々の滑り出し。
 久しぶりの高座ながら、若旦那モノはカラダにしみこんでいるようで実に演り好い。噺の中の若旦那が降臨したように、のびのび言葉が出てくる。
 伊達に幼少の折から「若様、若様」と乳母(おんば)日傘で育っていない司である。

2003/10/10(金) 池上線に揺られながら〜。
 午前中の電車に久しぶりに乗りました。池上線(知りません?)混みすぎ!みんなして何処へ行くのだろう、まぁ知らなくてもいいや、関係ないからね。
 ボクは落語会の打ち合わせで、池袋にあるスペイン料理店「バレンシア」に。スゴク雰囲気の好いお店で(ブイヤベースとワインをご馳走になったから言う訳ではありません、断じて違います)ふだんと違った落語が出来そうで、愉しみです。(詳細は後日最新ニュースにて)
 それにしても昼間から美味しい料理とワイン…贅沢です。

 写真・夜、妹の誕生日のささやかなお祝い。自由が丘で中華料理を食べました。甕出しの紹興酒を飲んで、兄は大変ゴキゲンであります。

 では、明日から国立演芸場の高座でお会いしましょう。
 良い週末を…バイバイ。 

2003/10/09(木) シェ−クスピアのころ。
 しばらく、長いこと本屋にいた。何時ものことなのだが散々悩んで文芸書やら、ハードボイルド小説、演芸関係と手当たりしだい10冊ほど購入。
 ハードカバーの本を買うときは何時も考える。どーせ、すぐに単行本になるんだろ、いーよいーよ、といじけたりもする。だって、買った本が単行本になると悔しいのだ。誰もわかってくれなくてもいい、ボクは悔しい!

 一番本を読んだのは高校の時。電車とバスを乗り継ぎ一時間以上かかる高校へ通っていたため、往復の三時間で好きなだけ読書。
 好きなコにシェ−クスピア作品について訊かれて(なんだか向こうは、ボクが知ってるハズだって思い込んでたの)、しょうがないから片っ端から読んだりした純情な頃もあったのね。嗚呼懐かしの、鶴川の学び舎。

 そうだ、もう一回「夏の夜の夢」読んでみよう。そうしよう。
 
 写真・本屋の近くにそびえるエルメス。ドライビンググローブを見る。馬具の店でカー用品とは… 

2003/10/08(水) 言い訳やら謝罪やら。
 相変わらず遊んでばかりいまして、更新がとびとび。でも遊んでないと書くこと無いし…いきなり言い訳ですがね、わかって下さい。
 
 最近飲みすぎのせいか意識障害を起こすようで、友人知人諸関係者のミナサマガタに大変ご迷惑をおかけしているようでして、ココロからお詫びを申しあげます。本人もこのように猛省いたしておりますので許してやって下さい。言い訳のあとは謝罪でした。
 
 仙三郎社中のサイトで仙三が日記を書き始めたようです。
 これ、意外と大変だってことがそのうち彼にも実感できるはずですよ。大変ですが、芸人として何かを発信出来る機会があることは有難いことですよ。高座以外でもお客様を意識していられますし、そんなワケで仙三日記読んでみてやって下さい。
 きっとこっちの方が面白いから。

 この日記の一文字一文字がボクの血であり肉であります。

2003/10/06(月) 三宅坂。
 今月11日から国立演芸場に十日間出演。
 なんたって国立だ、クニタチじゃあない、コクリツ。何がいいたって響きがちがうのね。それだけ。師匠・三遊亭歌司がトリですので是非ご来場くださいね、宣伝です。
 ちなみに師匠は月末に芸術祭参加公演を控えているので、気合入ってるんじゃないでしょうか。
 
 十日間出番があると、何が嬉しいって、生活が規則正しくなりますね。ボクは13時上がりなので12時30分には楽屋入りするわけですよ、そのためには家を11時30分にでますから10時には起きなくちゃならない…早起きですよ毎日、いやいやご不満はあるでしょうが早起き、誰がなんと言っても早起きですッ。
 
 それに毎日高座があると噺の微調整が出来ますし、やはり落語が出来るという環境はいいですね。
 落語を演って、美味しいものを食べて、いい酒飲んで、そばにキレイなオネエさんがいる…ボク、こういうの大好き。
 そんなボクに仕事を下さい。

2003/10/05(日) おはよう、おやすみ。
 生活時間が全くもっておかしい。
 この日記の日時は目安でしかなくなっている、ご覧になっているミナサマ方と活動している時間が違いすぎるのだ。
 早いハナシ、夜中の一時に横浜の日の出町で焼肉食べている人はなかなかいないと思う。
 ヒルの十二時まで飲んでるヒトもいないだろう。
 それが正しいのだ。
 全くもっておかしい、そんなことにもう慣れてしまった。しかしながらこの生活時間だと、なかなか付き合ってくれる友人もいない。いつも水商売関係か75%アル中患者、中途半端な芸能関係者、芸人、バンドマン、そんなところが周りにいる。
 みんなみんな異常だと、飲んでて溜息がでる。こんな時すっかり自分のことをタナにあげている。
 
 酔って朝、城南島をふらふら。これは5日早朝。
 健全な朝が不健全さを浄化してくれるように感じる、錯覚かもしれないが。
 六時半を過ぎると、対岸の羽田空港からヒコーキが頻繁に離陸しはじめる。一日の始まり。
 逆にボクの一日は終わろうとしている時だった。

2003/10/03(金) 旅もしくは漂流。
 秋になると「二人旅」や「ねずみ」のような旅の噺をしたくなる。旅をしたくなるのかもしれない。何時の時代もここではない何処かへ憧れて、つねにボクラは旅をしている。漂流と言ってもいいかもしれない。月日は百代の過客にして…という具合に。
 旅の緊張感がまたいい。決して、旅の恥は掻き捨てられない。普段テキト−に生きていても、旅先で二度と会わないかもしれないからこそ緊張する。と言ったものの全く掻き捨てていないわけじゃないんだけど。
 
 どういうわけか彼岸花をみて、旅の事を考えた。
 
 ふるさとに
 想い萌えたつ
 曼珠沙華

 そういえば、この句を(入船亭)扇橋師匠から教わったのも、旅先でした。
 

2003/10/02(木) 誕生日が来たって、あいかわらずの…。
 銀座「夢酒みずき」にて、食事と酒を堪能。日本酒、焼酎、泡盛ととにかく気分次第で(モチロンふところ具合もね)飲みたいものが飲めるのが嬉しい。屋久島の芋焼酎「三岳」がとくに良かった。まぁグルメ日記ではないし、薀蓄や雑学を披露するような山本益博的趣味及び了見を持ち合わせていないので、これについて、ながながだらだらくどくどと書く気は全くないので書かない。ただ、そこに行って、それを飲んだというだけだ。はい、おしまい。
 
 昨夜、キャバクラのドラマやってましたね、CXで。精巧な作りでしたよ、何故ならば思わず行きたくなったからです、それだけです。
 感動的でさえありましたな、キャバクラ版プロジェクトX〜挑戦者たち〜のようで。そう確かにボクラは何時も何時でも挑戦者なのです。
 キャバ嬢が考えてることはお金をもっているかどうか。
 男が考えることはヤレルカどうか。(ボク以外のね)
 それだけです。カンタンなことです、早い話バカなんですね。そんなお客さんを相手にしているのですから、キャバ嬢からしたら赤子の手をひねるようなものよね。あーあ、オレは赤子だったんだぁ。

 偉そうなことは言えませんが「ご利用は計画的に」

 写真・天使の仮面を被った魔女、キャバクラ嬢がアナタを狙って… 


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